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嵐「活動休止」にテレビが抱える大いなる不安

1/28(月) 18:22配信

東洋経済オンライン

 「嵐」が、2020年末をもって活動を休止することが発表された。

 休止まであと2年も前という異例の発表は、ファンの気持ちや、スポンサー、事務所などのさまざまな整理事項を考えたうえでの猶予期間ということだろう。

 もちろんラストに向けて盛り上げていくにも十分な時間である。

 一方、ジャニーズ事務所所属で国民的人気を誇る男性アイドルグループの嵐を長年にわたって前面に起用してきた「テレビ」は、大きな不安を抱える。これからの2年で今の嵐が担っている役割を果たせる「ポスト嵐」を探さなければならないからだ。

■東山紀之さんの助っ人起用で見せた「悔しさ」

 個人的な話を明かせば私は2004年、彼らが初めて日本テレビ「24時間テレビ」でメインパーソナリティーを務めた時の総合演出を務めていた。

 当時の彼らは“人気若手アイドル”ではあったが、その時点ではまだ誰もが知っている“大スター”ではなかった。その座を目指してメンバー5人が一丸となって頑張っている時期だった。

 私にとって嵐のフレッシュ感とエネルギーは魅力的だったが、日テレ社内の「まだ知名度的に弱いのではないか」という判断もあり、嵐に加えてジャニーズ事務所の大先輩となる東山紀之さん(ヒガシ)にも、いわば助っ人で入ってもらうことになったのだった。

 このヒガシ投入に関して、「24時間テレビ」出演決定を伝えた時に5人は皆、驚き喜んでくれたのだが、櫻井翔さんがポツリと「東山さんもいるっていうことは、僕たちだけでは不足だってことですよね?」と言ったことが忘れられない。

 おそらく胸の奥では悔しさを感じていたのだと思う。

 5人がさまざまなチャレンジに挑んだ「24時間テレビ」のエンディング近くで、相葉雅紀さんからメンバーへの「サプライズ手紙」が読まれた(もちろん〝書いてもらった〟のだが)。病気で1週間ほど入院した際に嵐への想いを一層深めたという相葉さんの手紙は感動的だった。特に私が印象に残っているのが「メンバーみんなと、いつかは嵐がトップになるっていう夢を叶えたい」という箇所だった。

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