ここから本文です

嵐の活動休止からみる企業の危機管理 (玉木潤一郎 経営者)

1/30(水) 6:53配信

シェアーズカフェ・オンライン

突然の活動休止宣言で各報道のトップニュースを独占したアイドルグループの嵐。改めてその人気のすごさを再確認した。

嵐が活動を休止する要因は、リーダー大野さんが自由に暮らしたいという希望を他のメンバーが合意して叶える、というものである。

ところでジャニーズ事務所の他のグループには、メンバーが一人抜けたまま活動を継続しているTOKIOや、当初は6人いたメンバーが半数になった今も活動しているKAT-TUNがある。

その一方で人気グループでありながら「嵐は5人じゃなきゃ嵐じゃない」と活動を休止できるのは何故か、企業の危機管理を交えて考察してみたい。

■嵐と他のグループとの事情の違い
嵐はオリコンアーティスト別音楽総売り上げで、2018年は4位の67.1億円を売り上げている。もちろんこの他にライブやTV・映画出演など多岐にわたる活動をしているので、その売り上げ規模はおそらく国内の上場企業クラスと比較しても遜色なかろう。

大野さんが抜けてグループとしての仕事が維持できなくなるのならともかく、まだ活動が可能であるのに大きな売り上げを放棄する選択は経営的にも興味をそそられる。

ドッキリ番組やモニタリングで芸人コンビの片方が辞めたいと言い出すという仕掛けがある。この場合には残った芸人の仕事が無くなってしまう可能性が高いので、言われた方が大慌てになる。

嵐はそれとは異なり、残るメンバー4人がそれぞれ単独で仕事を継続していける可能性が高い。

二宮さんと松本さんは既にドラマや映画で俳優として活躍しているし、櫻井さんはニュースキャスター、相葉さんも高い好感度を活かしてバラエティの冠番組をもつなど、4者それぞれが個性を活かして活躍の場を得ている。

では、前出のメンバーが抜けた他のグループはそうではなかったのだろうか。その意味ではTOKIOもKAT-TUNも、メンバー個別でのいわゆる”バラ売り”が可能だったかもしれない。しかし結果的にTOKIOとKAT-TUNは継続を選び、嵐は活動の休止を選択した。

1/2ページ

最終更新:1/30(水) 7:27
シェアーズカフェ・オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

シェアーズカフェ・オンライン(SCOL)

シェアーズカフェ株式会社

SCOLはマネー・ビジネス・ライフプランの
情報を専門家が発信するメディアです。
現在書き手を募集しています。特に士業や
大学教授、専門家を歓迎します。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事