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【木村和久連載】ゴルフ業界サバイバル。2015年問題後の試練は?

1/31(木) 8:20配信

webスポルティーバ

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第190回

 毎年囁かれている”ゴルフ人口減少”問題ですが、今のところ、大崩れする気配はなさそうです。ともあれ、その一連のマーケット減少の動きを、ここでもう一度、おさらいしておきたいと思います。

【写真】レッスン業界はどうなる?

 最近、ゴルフ人口関連で注目を浴びたのは、”2015年問題”です。ゴルフをやっている人がもっとも多い団塊の世代が、その頃に一斉に引退するから、急激にゴルフ人口が減ってパニックになる――そう言われました。

 しかし、その問題が大きく取り沙汰されて4年ほど経過しましたが、ゴルフ人口は微減こそしているものの、大騒ぎをするような状況にはなっていません。

 それは、どうしてでしょうか?

(1)平均寿命が延びている
 お年寄りキャラで有名な方と言えば、TVアニメの『サザエさん』に出てくる磯野波平さん。頭頂の髪の毛が1本という、明らかに引退した姿の波平さんですが、設定年齢が54歳って知っていました?

 30~40年ぐらい前の54歳は、今の70歳ぐらいの扱いです。逆に言えば、今の70歳ぐらいの方々はそれだけ若いということ。だいたいここ30年で、10歳未満だった犬や猫の平均寿命も、12、13歳ぐらいまで延びていますからね。人間だって延びて当然です。現在は、男子の平均寿命も80歳を超えています。

“2015年問題”が浮かび上がった背景には、人間80歳ぐらいで亡くなるから、70歳ぐらいでゴルフを引退するだろう、という安易な考えから算出された予測値です。

 それで、現実はこうでした。

(2)ゴルフで健康寿命が延びる
 ゴルフをやっている方は、比較的健康体の方が多いと思います。ゴルフは、腰や肩が多少痛くても、それをかばいながらプレーできますしね。これが、サッカーやラグビーだと、激しさが違ってきますから、さすがにプレーするのはしんどいでしょう。

 それにゴルフの場合、70歳になって飛距離が落ちても、アプローチでカバーして「まだ、若い者には負けないよ」という方が多いです。しかも、乗用カートもあるし、電車利用でコースに行けば、車の運転もしなくていいから、体に負担をかけることなく、プレーできます。

 さらに、今の70歳は年金の”勝ち組”です。それなりの金額をもらっていますから、平日5000円程度のプレー代で済む地方でやるなら、月に1、2度のレジャーとして、そして健康法として、十分にプレー可能でしょう。

 高齢の先輩方を見ていると、70歳前後はまだまだ元気いっぱい。私より飛ばす方が結構います。いまだシングルを維持している人も、数知れず、です。

 とあるデータによると、介護を受けたり、寝たきりになったりしないで生活できる健康寿命は、2016年で男性は平均72.14歳です。2001年には平均69.4歳でしたから、5年で1歳ぐらい延びているのです。

 というわけで、ゴルフ可能年齢は、健康寿命に4、5歳加えたぐらいかなと。それが、ゴルフがプレーできる平均限界年齢と言えます。

 要するに、77歳の喜寿を迎える頃には、さすがに飛ばなくなって、ミスも多くなり、ラウンドしてもつまらないと感じる方が増えてくるのではないでしょうか。そうなると、引退が近い雰囲気が漂ってきます。

 現在、団塊の世代のボリュームゾーンが72歳ですから、あと5年ぐらいしたら、”団塊ゴルフ”の終焉を迎え、ゴルフ人口が急激に減ると思います。

 というわけで、山場となるのはこのときです。

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最終更新:1/31(木) 8:20
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