ここから本文です

カタールとの決勝直前、オシムの言葉。「メディアが障害になる可能性が」

1/31(木) 11:51配信

Number Web

 日本対イランのアジアカップ準決勝試合直後に、イビチャ・オシムのグラーツの自宅に電話をした。するとアシマ夫人に、少し休みたいから3時間後にかけ直して欲しいと言われた。

【写真】長谷部誠の“ロン毛”時代。

 「決勝は日本対カタールになるという、大会前の私の予想が当たりそうですね(カタール対UAEの準決勝は翌日におこなわれた)」と、夫人の声も弾んでいる。

 「ええ、覚えています。私はカタールがここまで勝ちあがるとは思っていませんでした。後ほどまた電話します」と応えていったん通話を切った。

 スタジアムからホテルに戻りかけ直すと、「今、起きたばかりなのであと1時間後に」と言われ、さらに1時間後にようやくオシムが電話口に現われたのだった。

日本はアジアにおけるドイツやブラジルに。

 ――いい試合でしたね。

 「ああ、素晴らしかった。ちょっと驚いた。日本の3点目が入るのを待っているところだ」

 ――そうですか。今、試合を見ているのですね。

 「生でも見たが今は再放送を見ている。結果は知っているから、安心して見ていられる(笑)。

 ついに日本は打倒すべきチームになった。アジアにおけるドイツやブラジルのような存在だ。これだけの内容を見せつけられたら……どこも日本を倒すことを目指すだろう。本当に強くなったし安定したチームになった。

 私が以前から言っているように、あるべき姿になったことを日本は今日の試合で示した。どこも日本には大きな敬意をはらうようになる。この方向にこれからも進んでいくといい。

 今日、選手たちが見せたのは、どのチームが相手でも恐れを抱かずコレクティブに戦う姿勢だ。選手も随分と若返った。あのセンターフォワードは素晴らしいな」

 ――大迫勇也ですね。以前はケルンでプレーし、今はブレーメンに所属しています。ワールドカップでも活躍しました。

 「大迫は素晴らしい選手だ。もうベテランの部類だが、ドイツでそれなりの実績を残しただけのことはある。ケルンもブレーメンもブンデスリーガの名門といえるチームだ」

1/3ページ

最終更新:1/31(木) 16:56
Number Web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sports Graphic Number

文藝春秋

972号
2月14日発売

定価590円(税込)

栃錦から稀勢の里まで、日本人が愛した名横綱大集合!

稀勢の里「涙と歓喜の人生を語る」
貴乃花「相撲の神が降りてきた」

あなたにおすすめの記事