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受験制度激変で、もう誰も一般入試では早稲田、慶應に入れない

2/3(日) 17:02配信

FRIDAY

「受験生にとっては、本当に厳しい時代になりました。優秀な生徒でも、早稲田や慶應に入れないんですから」

森上教育研究所の森上展安(のぶやす)所長が話す。

1月20日にセンター試験が終わり、いよいよ私立大学の入試が本格化する。有名大学は受験制度の激変で、これまで以上に難化傾向にあるという。

「’16年から段階的に始まった入学定員管理の厳格化で、どの大学も合格者を絞っています。収容定員8000人以上の大規模な大学では、昨年から入学者が定員の1.1倍以上になった場合、助成金をゼロにするというペナルティを文部科学省から科せられているんです。早大は、’16年~’18年の2年間で合格者が3444人も減少。明治や立教、青山学院なども2000人以上減らしています。そのため各大学の倍率が上がり難化。これまで早慶に受かっていたような受験生が、MARCH(明治、青学、立教、中央、法政)に行かざるをえなくなっています」(森上氏)

さらに各大学は一般入試の定員を減らし、難化傾向を加速させている。例えば私大最難関と言われる慶大法学部の定員は1200人。そのうち一般入試の定員は460人で、半分にも満たないのだ。大学ジャーナリストの石渡嶺司(いしわたりれいじ)氏が語る。

「早慶は国公立大との併願者が多く、東大に受かれば入学を辞退されてしまいます。一般入試では、合格者の歩留まり率が読みづらいんです。そこで進めているのが、AOや指定校推薦合格者、付属校からの内部進学者の増加です。早稲田はここ10年で、早稲田摂陵(大阪府)や早稲田佐賀(佐賀県)など系列校を増やしています。30年前と比べると、一般入試での入学者は約82%から59%に減少。もともと内部進学者が多かった慶應も、65%から56%に減っているんです」

一般の受験生にとって、もはや早慶は雲の上の存在。努力すれば合格できる大学ではなくなってしまったのだ。

最終更新:2/3(日) 17:02
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