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本田翼や佐野ひなこも始めている! 本格的なゲーム実況をするためには何が必要?

2/3(日) 8:55配信

リアルサウンド

 本田翼や佐野ひなこなど、人気芸能人が参入したことで、「ゲーム実況」に関心が集まっている。「自分もゲーム実況をしたい!」と考えている人も多いのではないだろうか?

 ゲーム実況動画を作成するには、パソコンの知識とそれ相応の機材が必要となる。ゲームを普段からプレイしている人であっても、ゲーム実況動画の作り方がわからない、という人のために、今回は基礎的な知識をお伝えしたい。

ゲーム実況動画を作るために必要なもの
 ゲーム実況動画を作るためには様々な機材が必要だが、ここではPCゲームとPS4などの家庭用ゲーム機のゲーム実況を作る前提で話を進めていく。ゲーム実況動画には以下の機材が必要だ。

・ゲーム機
・キャプチャーボード
・マイク
・パソコン(ゲーミングパソコンの方が良い)
・動画編集ソフト

ゲーム機
 当然ながら、ゲーム実況をする上でゲーム機は必須だ。なかでも、なるべくハイスペックなものを選ぶのがいいだろう。PS4シリーズであればPS4 Pro、Xbox OneシリーズであればXbox One Xがおすすめだ。すでに持っている場合は買い換える必要まではないが、これから購入するという人はできればハイスペックなモデルを購入するといい。

 PS4とXboxはハイスペックモデルになると4Kに対応するだけではなく、フルHD出力での動作が安定するという利点がある。さらにハイスペックモデルは基本的に大容量のハードディスクを搭載していることが多く、プレイするゲームが増えても容量不足に悩まされることはないだろう。ハイスペックモデルを買うことは最優先ではないので、ここは予算と相談して欲しい。

キャプチャーボード
 ゲーム実況には様々なスタイルがあるが、前提として「ゲーム画面が映っている」必要がある。PS4やNintendo Switch、Xbox Oneなどの家庭用ゲーム機の画面を録画するには「キャプチャーボード」という機材が必要だ。

 キャプチャーボードはHDMIで送られてきた映像を記録する機材だ。PS4用、Nintendo Switch用、Xbox One用といったような専用機材はなく、録画できる画質やライブ配信に対応しているかなどで選ぶことになる。現行のゲーム機であれば「1080p/60fps」(1080/60p)に対応していれば十分だろう。

 “1080p”という言葉は、YouTubeを見ている人であれば聞いたことがあるだろう。一言でいうと「画質の基準」となる数値で、画面を構成する画素数の縦の数値を取って表現している。“60fps”は動画の滑らかさを表す数値で、60fpsであれば「1秒間に60コマ」という意味である。fpsではなくpと表記されることもある。最近のゲームのほとんどは60fpsでの出力が可能なので、キャプチャーボードもそれに合わせて購入したい。

おすすめのキャプチャーボード
 おすすめは「AVerMedia Live Gamer Portable 2 AVT-C878」や「Elgato Game Capture HD60 S」。1080p/60fpsの録画とライブ配信に対応しているモデルだ。決して安くはないが、長く使うことができるだろう。

マイク
 合成音声を使用する「ゆっくり実況」以外のゲーム実況であれば、マイクも必要だろう。どうしても予算が足りなければ、最初はスマホのボイスレコーダー機能を使うのも手だが、できればマイクも揃えたい。Amazonなどの通販サイトで「マイク」と検索すれば様々な物が出てくるが、あまりにも安すぎる物はおすすめできない。

 というのも、ゲーム実況の構成要素は「ゲームプレイ」と「実況」の2つだからだ。ゲーム実況者として有名な人は「ゲームが上手い人」か「トークが面白い人」のほぼ2択になっているだろう。

 つまり、ゲームプレイはキャプチャーボードでキレイに録画出来ているのに、肝心の実況音声が聞こえづらいというのは大きなハンデになってしまう。そのため、マイクにもそれなりにこだわったほうがいい。ゲーム実況者が「最初に購入すべき」と口を揃えて言うマイクが「SONY PCV80U」だ。値段の割には音質が良いのはもちろん、USB接続可能なサウンドBOX付属で録音時のノイズを抑えることができるのも魅力だ。

 筆者はUSB接続可能なコンデンサーマイクを使っている。コンデンサーマイクには別途電源が必要だったが、最近はUSBに接続するだけ使えるコンデンサーマイクも増えており、音質の割にはかなり安価に売られている。

パソコン
 収録した動画をカットしたり、効果音やBGMを追加するためにパソコンが必要だ。最近ではタブレットやスマホでも動画編集することもできるが、まだまだパソコンでないとできないことも多い。動画編集はかなりスペックを要する作業で、家電量販店で販売されている一般家庭向けのノートパソコンなどでは満足にできないことも多い。

 今使っているパソコンが安価なものであったり、一般家庭向けのノートパソコンの場合は、買い替えも考えた方がいいだろう。筆者のおすすめはゲーミングパソコンだ。有名な動画編集ソフトはGPU(グラフィックカード)での映像処理に対応しており、GPU搭載のパソコンの方が快適に作業ができる。

 ゲーミングパソコンであれば、PCゲームをプレイする事も可能なので、PCでしかできないゲームの実況も作成でき、さらに実況の幅が広がるだろう。ゲーミングパソコンを購入する際には「BTOパソコン」と呼ばれるものがおすすめだ。BTOとは「Build To Order」の頭文字を取った略語で、日本語に訳すと「受注生産」という意味だ。

 ゲーミングパソコンはBTOの形式を取っている場合が多く、購入者がスペックやパーツを決めて、販売店がその通りに組み立ててくれるのが一般的だ。とはいえ、パソコンに詳しくないとスペックやパーツを決めるのは難しい。BTOパソコンを販売している店は、スペックごとにパーツをある程度決められた形で販売していることが多いので、一から全てパーツを選ばなくても注文可能だ。

 動画編集のみで考えるのであれば、CPUはCore i5以上、GPUはGTX 1050Ti以上、RAMは8GB以上あればそれなりに快適に動作するだろう。PCゲームの実況も考えるのであればCPUはCore i7以上、GPUはGTX 1070以上、RAMは16GB以上がおすすめだ。

 PCゲームを高画質でサクサクプレイしたい場合はCPUはCore i7以上、GPUはRTX 2070以上、RAMは16GB以上がいい。Googleなどで「BTOパソコン」と調べればドスパラ、マウスコンピューター、PC工房などのサイトに辿り着くことができる。

 サイトで「ゲームパソコン」「ゲーミングパソコン」のページを見ながら上の参考スペックと照らし合わせてみると良いだろう。価格はスペック次第で変わるが、最低でも10万円程度は覚悟しておいた方がいいだろう。

動画編集ソフト
 そして、動画を編集するには動画編集ソフトが必要だ。動画編集ソフトは無料のものから有料なものが様々なものがあるが、基本的なカット、効果音やBGMをつける、テロップを付けるなどの編集は無料ソフトでも十分に可能だ。

 最初は無料の動画編集ソフトを使って、後々有料のソフトを購入するのがいいだろう。比較的簡単に編集できる「Filmora」や「Power Director」がおすすめだ。MacOSやiOSであれば「iMovie」という選択肢もある。

 本格的な編集をする場合は、「AviUtl」や「Adobe Premiere Pro」、「Final Cut Pro」などがおすすめだ。AviUtlは無料でありながら、有料ソフトにも負けない程の性能を持っている。

 さらに、有志によって様々なプラグインが日々開発されており、プロ顔負けの編集をワンクリックで実現することも可能だ。Adobe Premiere ProやFinal Cut Proは有料ソフトだが性能はかなり高く、プロの映像作成現場でも使われるほどだ。ゲーム実況を本格的に続けたい場合は、有料ソフトも検討したい。

筆者のゲーム実況環境
 筆者は、主にブログやWEBメディアでの記事執筆をしているのだが、ゲーム実況環境も揃えている。

 ほとんどのものを元から持っていたので、実際に追加で購入したのはキャプチャーボードのみだ。ゲーム機やテレビを含まず考えるとキャプチャーボードが約2万円、自作PCはかなり前の世代の物だが現在のスペックの物にすると約10万円程度になるだろう、マイクが3000円程度で約12万3000円掛かっている。

ゲーム実況は実写より簡単と思われがち
 ゲーム実況は実写動画よりも作成が簡単と思われがちだが、ゲーム画面をキャプチャーして編集するだけでもそれなりの金額が掛かっていることがわかるだろう。

 実写動画であればスマホのカメラ機能を使うことで、機材はかなり安く抑えることができるが、ゲーム実況はキャプチャーボードの購入が前提であったりと、ハードルが高い。ゲーム機以外、何も持っていないという人はゲーム実況動画を作るまでに15万円程度の投資が必要となるだろう。

ゲーム実況にメーカーも積極的
 さて、ゲーム実況は「ゲームの映像を不特定多数に公開する行為」であり、これは著作権の侵害とも捉えられる。だが、著作権侵害は権利者が訴えない限り罰せられることがない「親告罪」であり、ゲームメーカー側の黙認によって許されてきた側面があった。

 しかし、最近ではゲームメーカーがゲーム実況を公認するような動きも見られる。PUBGや荒野行動などは、有名な実況者を「公認実況者」としてサポートしたり、Fortniteに関しては生配信やゲーム実況を歓迎するスタンスで運営している。

 今まで任天堂のゲームを実況する際には、任天堂が提供するクリエイタープログラムに参加し、実況動画に発生した収益の一部を任天堂に支払うことで実況を認めていたが、『スマブラSP』の発売直前にクリエイタープログラムの終了を宣言し、プログラム終了後は任天堂ゲームの実況に対しての制限を大幅に緩和した。

 もちろん、実際に動画を投稿する前には実況の可否を確認する必要があるが、このように「ゲーム実況」は、メーカーにとっても「有効な宣伝手段」という見られ方に変わりつつある。有名人の参入でさらなる成長が見込まれるなか、興味がある人は本記事を参考に、一度動画を制作してみてはどうだろうか。

tomokin

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