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親とはぐれて泣く子グマ、温暖化の脅威を物語で啓蒙

2/5(火) 14:11配信

オルタナ

私たちがエネルギー源として頼っている石炭や石油、天然ガスといった化石燃料をたくさん燃やし続けてきたことにより、地球の平均気温は上昇し続けています。1880年から2012年の間に地球の平均気温は0.85度上昇し、さらにこのままいくと、2100年には最大で4.8度上昇するといわれています。地球温暖化が進むと何が起こるのか。地球温暖化防止のための環境教育に力を入れるNPOに話を聞きました。(JAMMIN=山本 めぐみ)

オリジナルキャラクターで地球温暖化防止のための環境教育

NPO法人そらべあ基金(東京)は、地球温暖化防止を目指し、子どもたちへの環境教育と再生可能エネルギーの普及・啓発活動を行っています。

団体名にもなっている「そらべあ」は、この団体のオリジナルのキャラクター。地球温暖化によって北極の氷が溶け、お母さんと離ればなれになって泣いている「そら」と「べあ」というホッキョクグマの兄弟が、もう一度お母さんと暮らせる日を夢見ながら、地球温暖化を止めるために頑張っている人に出会う旅を始めるというストーリーが設定されています。

「キャラクターを通じて、これから未来を担っていく子どもたちに地球温暖化について知ってもらいたい」と話すのは、そらべあ基金の理事を務める青木一夫(あおき・かずお)さん。

そらべあ基金では、環境教育の一環として「そらべあスマイルプロジェクト」を実施。これまでに63の幼稚園・保育園に、協賛企業から寄付を受けて太陽光発電設備「そらべあ発電所」を無料で設置してきました。

「寄贈の際には園で式典を行います。この時、『そら』と『べあ』の着ぐるみが登場し、子どもたちに『どうしてそらとべあは泣いているんだろう?』という問いかけから始めて、地球温暖化について考えてもらう機会を設けています。地球温暖化という言葉は園児には難しく初めて聞く子どもたちが多いのですが、涙を流している等身大のキャラクターは、彼らに大きなインパクトを与えます。また、園の先生方や保護者の皆さんの環境意識も高めてもらえたらという思いもあります」(青木さん)

もう一つ、そらべあ基金が力を入れているのが、子ども向けの環境教育です。東京近郊の小学校での出前授業や環境イベントへの出展を通じ、子どもたちが地球温暖化に関する理解や知識を深められるよう活動しています。

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最終更新:2/5(火) 14:11
オルタナ

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