ここから本文です

アメックスのプラチナカードは申込制を導入しても「高級ブランド」でいられるのか? (森山祐樹 中小企業診断士)

2/5(火) 6:31配信

シェアーズカフェ・オンライン

2018年10月、クレジットカードブランドのアメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)のプラチナカードが刷新され、日本でも金属製のメタルカードが発行された。アメックスのプラチナカードは、これまでプロパーカードホルダーの限られたメンバーへの招待制であったが、今回の刷新によって他のクレジットカードと同様に申込制となった。

この変更により、高額な有料会員の取り込みを幅広く行える半面、カードの希少性とブランド価値の低下も予感させる。そこに潜むアメックスのジレンマを読み解いてみたい。

(※なお、アメックスにはグリーン、ゴールド、プラチナ、センチュリオン、提携カードなど様々なラインナップが存在するが、本稿では日本国内のプラチナカードにフォーカスする。)

■アメックスプラチナカードとは
アメックスのプラチナカードは、1993年に日本で初めて発行されたいわゆるプレミアムカードの先駆けである。当時、ステータスの象徴であったゴールドカード市場に他社が参入し、ゴールドカードの上位という位置づけとして更なるステータスを付加するためにアメックスが発行したのが始まりだ。

その後、プラチナカードの存在が認知され始めると、日本国内においてもプラチナカードと名乗る、または位置づけられるプレミアムカードとして、ダイナースクラブプレミアムカード、JCB The Class、三井住友プラチナカード等(一部、プラチナではなくブラックカードの位置づけだという意見もあるが)をはじめ、その他にも多数のカードが発行され、そのサービス内容やステータス感を争う市場を形成している。

■アメックスプラチナカードの刷新内容
今回発表されたアメックスプラチナカードの主な刷新内容は、メタルカードへの変更とプラチナカード取得方法の変更であった。メタルカードへの変更は、これまでのプラスチックカードと比較して重厚感を醸し出し、時折シルバーカードと見間違えられていた従来のプラチナカードと比較してプレミアム感を創出している。

一方、プラチナカードの取得方法については、これまでアメックスが発行するプロパーカードに申込み、一定期間クレジットヒストリーを磨いたのちに、アメックスより限られたメンバーのみに招待が届く「招待制」から、他のクレジットカードと同様に誰でも申し込みができる「申込制」へ変更された。

1/3ページ

最終更新:2/5(火) 6:31
シェアーズカフェ・オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

シェアーズカフェ・オンライン(SCOL)

シェアーズカフェ株式会社

SCOLはマネー・ビジネス・ライフプランの
情報を専門家が発信するメディアです。
現在書き手を募集しています。特に士業や
大学教授、専門家を歓迎します。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事