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韓国メディア王の落日 文政権に打撃

2/7(木) 9:46配信

Japan In-depth

【まとめ】
・JTBCテレビの孫石煕社長が、暴行・背任容疑事件を起こした。
・背景は金記者のひき逃げ事故取材とその後の2者のやり取り。
・孫社長の求心力低下は文政権にとって痛手。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=44003でお読みください。】

文在寅政権はいま

大統領府内の不正腐敗に対するさまざまな内部告発と、次々と明らかになる与党議員の不正疑惑、そして文大統領の娘一家の複雑な自宅売却とタイへの移住などで大きく揺れ動いている。


特に大統領最側近の金慶洙(キム・ギョンス、51)慶尚南道知事が、「インターネット不正世論操作事件」(ドルイトキング事件)を指揮したとして宣告された懲役2年有罪判決は、文政権にメガトン級の衝撃を与えた。

そうした中で、文政権を登場させる宣伝扇動で大きな役割を果たし

朴槿恵大統領弾劾のキッカケとなった「崔順実タブレットPC」ねつ造疑惑により、韓国の右派から「文政権のゲッペルス」と揶揄されている、JTBCテレビの孫石煕(ソン・ソッキ)社長が、暴行・背任容疑事件を引き起こし文政権にもう一つの打撃を与えている。


JTBC社長兼アンカーの孫石煕氏は、去る1月10日の午後11時50分ごろ、麻浦区三岩洞のJTBC社屋近くの居酒屋で暴行事件を起こしていたことが1月24日に明らかになった。暴行を受けたのは京郷新聞、KBS、ロイターなどの記者を経てフリーランス記者として活動する金ウン氏だ。金ウン氏は警察に被害届を出し、診断書と事件の経緯を記した陳述書も提出した。診断書には全治3週間となっている。


韓国メディアの報道によると、暴行事件の根は、1年9カ月前にあった孫石煕氏の「当て逃げ事件」と孫石煕氏の車に乗っていた「同乗者」に関する金ウン記者の取材プロセスにあったようだ。

孫石煕JTBC社長の当て逃げ事件

孫石煕JTBC社長は、2017年4月16日(セウォル号事件3周忌)の夜10時ごろ、京畿道果川市のある教会前の空き地でバックしているときにレッカー車とぶつかる衝突事故を起こした。レッカー車運転手のK氏によるとバンパーがへこみライトにひびが入ったという。

ところが孫石煕氏は、そのまま発進し一方通行の道を100Kmのフルスピードで逃走した。K氏は仲間たちと警察に連絡し、約1.5Km追跡したところで赤信号で停車していた孫石煕氏の車に追いついた。K氏は近づいてトランクを強く叩き外に出てくるように促したが、またもや孫石煕氏はそのまま発進したという。しかしそれからさらに1・6Kmの所で駆け付けた仲間のレッカー車に前方を阻まれて停車せざるをえなくなった。車から出てきた人物がJTBC社長の孫石煕氏だったので一同は驚いたという。そこで孫社長は警察沙汰にするより被害補償を現金で済ませてはどうかと持ちかけ、次の日に牽引車の運転手K氏に150万ウォンを送金した。

孫社長が主張する「傷の痕跡もない接触事故」にしては大きな金額であった。警察も現場に到着したが当事者同士の示談が成立したとしてその場を立ち去った。通常の事件であれば不道徳な「当て逃げ」事件であったが、これで一件落着となる所だった。しかし、孫石煕社長が猛スピードで逃走した裏には孫社長が知られたくない「同乗者」問題があったようだ。

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最終更新:2/7(木) 11:32
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