ここから本文です

若者の「袋麺離れ」が顕著 メーカーは販売減食い止めに必死

2/10(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 袋麺のナンバーワンブランドである「サッポロ一番」を擁するサンヨー食品はこうした声に応え、定番商品に加えて限定商品の個食販売を実施したところ売り上げ増を記録したが、「バラで買うとセットに比べて1食当たりの値段が割高なので、やはりカップ麺を選んでしまう」(30代女性)と、なかなか袋麺のニーズを完全に掴みきれないのが現状。

 ならば、一部の小サイズカップ麺で見られる多種類の“バラエティーパック”を販売してみるのはどうか。

「確かに袋麺でも食べ比べたいというニーズはあるが、嫌いなフレーバーが1種類でも入っていると購入しない消費者も多い」(即席麺メーカー関係者)と、販売戦略には難しさもつきまとう。

 では、このまま若者を中心に離れていく袋麺ユーザーを取り戻すことはできないのか。メーカーもあの手この手で販売減を食い止めようと必死だ。

 例えば、「チキンラーメン」は昨年、若年層をターゲットに具(キムチ)付きの袋麺「チキンラーメン アクマのキムラー」を発売したところ、ウェブやSNSと連動させたキャラクターのプロモーションなども話題を呼び、一躍ヒット商品となった。

「サッポロ一番」も昨年、“このひと手間が、アイラブユー”をキャッチコピーに、アレンジレシピを紹介して袋麺の新しい食べ方提案をしたり、夏には「冷やしサッポロ一番!」キャンペーンを展開したりするなど、主力ブランドの再強化に乗り出している。

 さらに、日清食品が2017年より発売している3食パックの「お椀で食べる」シリーズ(「チキンラーメン」「カップヌードル」「日清のどん兵衛」「出前一丁」)は、停滞する袋麺市場の“救世主”となりそうなほど好評を博している。

 従来の即席麺ブランドはそのままに、小容量の麺と具材を袋に詰めただけの商品なのだが、調理方法は至ってシンプル。お椀に麺と具材を入れてお湯を注いで3分待つだけ。小さなお椀ひとつさえあればカップ麺を食べるのと手間は変わらない。これが意外にも老若男女の袋麺需要とピタリと合致した。

2/3ページ

あなたにおすすめの記事