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クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」は、なぜわたしたちの心を揺さぶるのか?

2/10(日) 14:10配信

WIRED.jp

時代を超えた曲

「ボヘミアン・ラプソディ」は1992年にコメディ映画『ウェインズ・ワールド』のオープニングシーンで使われたことから、再びヒットした。主役のウェイン・キャンベルを演じ、脚本も担当したマイク・マイヤーズは以前、製作会社側からはガンズ・アンド・ローゼズの曲を使うよう圧力をかけられたと話していた(ちなみにマイヤーズは、音楽レーベル幹部の役で『ボヘミアン・ラプソディ』にもほんの少しだけ顔を出している)。

「ボヘミアン・ラプソディ」はこの年に再度シングルカットされ、ビルボードチャートで2位まで上り詰めた。しかし、それは別に驚きではなく、これは時代を超えた曲なのだ。

ポップ・ミュージックの大半は、「いま」という時代とのつながりのなかで消費されていく。あるスタイルに人気が出るとあっという間に似たような曲が量産され、そのどれも悪くはないが、不協和音を奏でて心に留まるような作品はひとつもない。あり得ないなどと思わせてくれるような曲には出会うことはまれだろう。

クイーンの曲を聴いていると、よくそういう気持ちになった。この不可能という感覚こそ、わたしがクイーンを愛し、彼らの曲を懐かしく思う理由なのだろう。

AMANDRA PETRUSICH

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最終更新:2/10(日) 14:10
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