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若い世代が森に触れるきっかけを、農山村と都市結ぶ

2/11(月) 12:51配信

オルタナ

国土の多くを森林に囲まれた日本。一見自然とはかけ離れているように見える都市部の生活もまた、農山村地域に頼っているという事実があります。過疎化が進む農山村と都市とを結び、森や地域の自然を守る活動を行うNPOに、都市と農山村の関係のあり方について話を聞きました。(JAMMIN=山本 めぐみ)

都市と農山村地域を結ぶ「きっかけ」づくり

「認定NPO法人JUON(樹恩)NETWORK」は、都市と農山村が支え合うネットワークを森林などをめぐる体験・交流・応援の活動によってひろげ、持続可能な社会を創造する活動をしています。

「全国にある700以上の大学のうち、200校にある大学生協の連合会が中心となり、呼びかけて設立された団体で、18~40歳を対象に、森林ボランティア青年リーダー養成講座を開催し、森づくり活動の担い手を養成しているほか、森を守るために間伐材や国産材を使ったオリジナルの割り箸を作ったり、農家のお手伝いをしたりといったプロジェクトも多数開催している。まずは関わって、農山村の抱える課題を知ってもらいたい」と話すのは、JUON(樹恩)NETWORK事務局長の鹿住貴之(かすみ・たかゆき)さん(46)。

「過疎化を防ぐために、移住して集落や地域を守るということがもちろん良いが、全員が最初から定住する必要はない。普段は都市部で暮らしながら、週末は農山村地域に通うとか、年に1~2回通うとか、関わり方のスタンスはいろいろあっていいよね、という意識がここ最近浸透してきているのではないかと思う」と話します。

森がないと、人は生きていくことができない

「森林がないと私たち人間は生きていくことはできない」と鹿住さん。

「過去に栄えた多くの文明も、森が滅んでしまったために滅んでしまったといわれている。それほど人の生活には森が不可欠。たとえば水。雨が降った際、その雨をたっぷりと吸収する森林の土壌があるからこそ、雨が地下水になって川に流れ込み、私たちが利用することができるが、森林がなくなると、降った雨を吸収する土壌がなくなり、川の水も無くなってしまう」

「他にも、空気を浄化したり、土砂災害から私たちの生活を守ったりと、木材としての役割以外の多面的な公益的機能を、森林は担ってくれている。一見関係ないようで、都市部に暮らす人たちにとっても、森林は非常に大きな役割を果たしている」

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最終更新:2/11(月) 12:51
オルタナ

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