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冬はとくに要注意 致死率高い「猫パルボウイルス感染症」

2/12(火) 21:15配信

ねこのきもち WEB MAGAZINE

強い感染力で知られる「猫パルボウイルス感染症」。冬はとくにウイルスが活性化するので、感染・発症が多くなる病気です。子猫となると致死率が80%以上にもなる恐ろしいこの病気はどのように対処すればいいのでしょうか? 
くわしくご紹介します。

とにかく強い! パルボウイルスの脅威

猫カゼ以上に警戒したい理由が、その感染力と伝染力。たとえば、猫カゼの場合は、ウイルスの感染力は長くても約1週間といわれています。しかし、パルボウイルスはなんと6カ月間ほども持続!
その感染力をもって、さらには猫同士で伝染するので、1匹の猫がひとたび感染し発症すれば、一気に周りの猫に伝染し、最悪すべての猫が命を落としてしまうことも珍しくありません。

激しい嘔吐や下痢を繰り返します

この病気は、感染から発症までが1週間ほどととても短く、急激に白血球が減少します。おもに激しい嘔吐や下痢といった消化器系の症状を繰り返し、あっという間に衰弱。
発見時は即受診すべきですが、この病気は伝染力が強いので、病気が疑われる症状が見られた際は、動物病院へ事前に電話をしてから向かいましょう。

予防は「ワクチン接種」と「ウイルスの徹底排除」

猫パルボウイルス感染症を防ぐ、もっとも確実な予防法は、ワクチンの接種です。かなり高い確率で予防効果を期待できるので、こちらの図を参考に、タイミングなどを獣医師に相談のうえ接種するといいでしょう。

また、ウイルスを家に持ち込まないことも大切です。ワクチンを打っていない猫の飼い主さんが、下痢や嘔吐をしている猫に接種した際は、要注意です。
パルボウィルスに有効なのは、塩素系の漂白剤(30倍に薄めた次亜塩素酸ソーダなど)です。帰宅後、玄関で靴下を脱いで家に上がり、ビニール袋に着ていた洋服や靴下を入れて密封しておき、着替えたのちに靴の消毒や玄関の消毒をして。

目に見えないウイルス。日頃からの意識が愛猫を守ることに

ウイルスは、目に見えません。完全には感染源を排除できないからこそ、ワクチン接種など、日頃からの意識が愛猫を守ることになります。「完全室内飼いだから平気」「部屋はこまめに掃除しているし問題ない」と思わず、日頃から愛猫の健康管理には配慮できるといいですね。

参考/「ねこのきもち」2019年1月号「冬こそ注意 猫カゼと尿石症」(ノヤ動物病院 野矢雅彦先生)
文/monika
イラスト/大塚砂織
※この記事で使用している一部画像は2019年1月号「冬こそ注意 猫カゼと尿石症」に掲載されているものです。
※一部写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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