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鳥栖の選択は吉と出るか。スペイン人 新指揮官は「トーレスのお友達」

2/12(火) 8:03配信

webスポルティーバ

 2019年シーズン、サガン鳥栖を率いることになったスペイン人指揮官、ルイス・カレーラス(46歳)。だが、その実像はあまり語られていない。

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「カレーライス」と響きが近いだけに、ダジャレばかりに引っ張られている印象だろう。carreraはスペイン語で「競争」という意味だ。そこから派生し、「キャリア」「列」という意味も含まれる。カレーラスはその複数形である。

 もっとも、名前の意味を知っても彼を語ることにはならないだろう。カレーラスとは、どのような経歴の持ち主なのか?

 カレーラスは現役時代、バルセロナ、オビエド、ラシン・サンタンデール、マジョルカ、アトレティコ・マドリード、アラベスなどでプレーしている。

 バルセロナでは、あのヨハン・クライフの指導を受け、左サイドバックとしてプロデビューを果たした。その後、トップに定着することはできなかったものの、オビエド、ラシンという1部のクラブで試合出場を積み重ねている。そして、マジョルカ、アトレティコ、アラベスで、3度にわたって1部昇格を経験した。

 2007年に現役引退後、指導者に転身している。

 まずは4部のアラベスBをシーズン途中(前半戦はアシスタントコーチだった)から率いたが、地域リーグまで降格させてしまった。出足で躓くことになったが、2010‐11シーズンには、3部のサバデルを率いて、2部に昇格させている。当時、チーム得点王だったのが、指宿洋史(湘南ベルマーレ)だ。鳥栖に入団が決まったイサーク・クエンカのウィングプレーも引き出している。

「勤勉でエネルギッシュな監督」(マルカ紙)と評判は高まった。そして2011-12シーズンから2シーズン連続、しぶとく勝ち点を稼いでチームを残留させた。

 ところが、そこからは苦難は続くことになった。

 2013-14シーズン途中から率いた2部のマジョルカでは連戦連敗。選手の信望を失って、わずか3カ月で解任の憂き目に。チームはそのままなら降格だったが、後任監督のおかげで盛り返している。

 2014-15シーズンも、途中から2部サラゴサと契約した。だが、プレーオフ圏内が目標だったにもかかわらず、圏外になってしまい、契約更新はされていない。最後の試合では選手の士気が上がらず、敵地で昇格したばかりのチームに6-2で大敗し、「恥ずべき大惨事」と地元紙に報じられる結末だった。

 そして2017-18シーズンは、当時、鈴木大輔(浦和レッズ)も在籍していたヒムナスティック・タラゴナを率いたが、プレシーズンから補強を巡ってクラブと衝突。選手の求心力も欠いた。開幕から勝ち星に見放され、わずか5試合(スペイン国王杯も含む)で解任されている。

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