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レクサスGSは必要か!? ESが導入された今、“FR”の魅力をあらためて考える(GS F試乗記)

2/12(火) 21:16配信

GQ JAPAN

レクサスの新型FFセダン「ES」が登場した今、FRセダン「GS」の存在意義とは? 登場から6年が過ぎたGSのなかでも、もっともスポーティなモデル「GS F」に大谷達也が試乗、あらためて考えた。

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ドライバーに一切の不安を与えない

久しぶりにステアリングを握ったレクサス「GS F」は、デビュー当初と変わらない上質な乗り心地と素直なハンドリングで私をもてなしてくれた。

とにかくサスペンションの動き出しがスムーズで、ゴツゴツした印象を与えない。しかも、そうしたストロークの小さな領域でも一定の減衰力がかかっているため、ボディの動きに安っぽさが感じられない。

それにもまして印象的なのがボディの剛性感で、鋭い突き上げを受けてもボディが微動だにしないだけでなく、これと同時に発生してもおかしくない微振動が鮮やかに抑え込まれていて、ここでも上質感を覚える。スタンダードなGSに比べ、スポット溶接の打点を増やし、レーザー溶接を追加したほか、ボディの制振に役立つ構造用接着剤などを多用した結果だろう。乗り心地とボディの質感に関していえばドイツ製プレミアムカーにも遜色のない仕上がりだと思う。

安心感の強いハンドリングにも不満はない。サーキット走行を視野に入れたモデルだからといってステアリングを切り始めたときの感度をむやみに高めず、切った量とクルマが曲がっていく量の関係を見事、正比例に仕上げた特性はとくに高速コーナーで威力を発揮する。その効果は、たとえば路面が湿った富士スピードウェイの100Rや300Rを走ったときに実感できるはず。

また、GS Fが装着するミシュラン「パイロットスーパースポーツ」が生み出すウェットグリップは実に心強く、たとえ滑り始めたとしても一気にスピンモードへ陥らず、ドライバーの腕次第では軽いオーバーステアを保ったままコーナーをクリアできる。システムが介入したことを、ほとんどドライバーに伝えないスタビリティ・コントロールの緻密な作動も、こうした安定感を実現するうえで役立っているはずだ。

もっとも、これらはサーキットだから試せる話で、公道を普通に走る範囲でいえばウェットだろうがドライだろうが路面をタイヤがしっかりと捉え、ドライバーに一切の不安を与えない。この点においては、数あるレクサス・モデルのなかでもGS Fがピカイチの存在だと信じる。

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最終更新:2/12(火) 21:16
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