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木村佳乃「後妻業」で思い浮かぶ「大竹しのぶ」 “もう1人の木村”が適役だったか?

2/12(火) 6:01配信

デイリー新潮

 木村佳乃(42) の演じる「後妻業」(関西テレビ/フジテレビ系)の視聴率が下がりっぱなしだ。1月22日の8.7%(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)に始まり、1月29日の6.5%、2月6日の6.2% と、早くも5%台が目前だ。

 東山紀之夫人による後妻業――よくも引き受けたものだが、それだけでも話題にはなる。だが、関東地区では回を追うごとに視聴率が下がるということは、やはり役柄が彼女には合っていないという証明か、それとも大竹しのぶ(61) と比べてしまうせいなのか――。

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スポーツ紙芸能デスクが語る。

「どうしても比べちゃうんですよ、16年に映画化された『後妻業の女』(鶴橋康夫監督) と。原作は黒川博行の小説『後妻業』で、出版後に関西で同様の手口で殺された高齢男性が何人もいたという事件が発覚し話題となりました 。主人公の小夜子は、資産家の高齢独身男性に近づいて虜にさせ、後妻に入り込んでは遺産を巻き上げる結婚詐欺師。映画版では、結婚相談所代表という表の顔を持つ元締め・豊川悦司 と組んで、殺人もいとわない恐ろしい女を演じたのが大竹でした。 美人ではないけど、かわいげがあって、年寄りがコロッといっちゃうだろうな、と思わせるリアリティがありましたね。しかし、その裏側には闇があると思わせる、大竹得意の役どころで、陰惨になりがちな話を罪悪感のカケラもなくコメディタッチで描いたことで、興収15億円を超えるヒットとなりました 」

 16年といえば、「君の名は。」と「シン・ゴジラ」の大ヒットが話題となったが 、そんな中、モントリオール世界映画祭(World Greats 部門)で上映されたのが、この「後妻業の女」だった 。その一方で――、

年寄りが近付きがたい

「今回の『後妻業』で小夜子を演じている木村は、ヒョウ柄スカートや真っ赤なコートを着こなし、いかにも大阪のおばちゃんぽい衣装で、“はあ~あ? なに言うとんの! アンタの耳は腐っとるんかい!”などと乱暴な大阪弁をまくし立てるわけです。大阪弁云々を言うつもりはありませんが、彼女はお年寄りには近づき難いほど綺麗ですし、スタイル良すぎ、というか痩せすぎ……。いくら“父を早くに亡くしたから年上が好き”と言い寄ってこられても、私なら身構えちゃいますね。そして一貫して軽い。それは彼女の持ち味でもあるのですが、このドラマにはしっくりきていないように思います。あまりに軽すぎるためか、第1話から、ターゲットの年寄り(泉谷しげる ※映画版では津川雅彦)を殺そうとするものの、早くも情が湧いてしまう様子を見せるなど、かえって物語が薄っぺらくなっています」(同)

 バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)では、木村はイモトアヤコ を凌ぐとまで言われるチャレンジ精神の持ち主ではあるが、サスペンス系のドラマにはキャスティングミスだったか。

「キャスティングミスは木村に限りません。映画と比べるのは酷だとしても、トヨエツの演じた元締めには高橋克典ですから深夜ドラマみたいになっていますし、彼の通うクラブのホステスには元AKBの篠田麻里子、映画では永瀬正敏が演じた小夜子の犯罪を追う探偵役には伊原剛志……、なんだか安っぽいんですよ。そんな中で唯一いいと思えるのが、泉谷しげるの次女を演じている木村多江 ですね。父の遺産を守るため、小夜子と闘う役で、彼女と同じ45歳という役どころ。佳乃より色っぽいし、体も痩せギスではないし、裏に何かありげな暗さもある。どちらかというと彼女にならダマされてもいいと思っちゃいますね」(同)

 同じ木村でも、多江に小夜子を演じさせるべきだったか――。

 もっとも、地元・関西での視聴率はなかなか良い。初回13.7%→11.9%→12.0% と2桁を維持している。

「関西弁のドラマは少ないですからね。それに木村の変顔やズッコケなどは、吉本新喜劇や掛け合い漫才に通じるものがあるかもしれません。特に第3話では、早くも佳乃VS.多江のW木村の直接対決があり、口げんかのような言い争いがウケていたようです 」(同)

 制作は関西テレビ であるから、関西で数字が取れれば十分か。ならば、最初から新喜劇にしておけばピッタリだったかも。

「ただ、W木村の対決は、ドラマの本筋のはずです。映画版では小夜子が次々と老人を手玉に取る中で、徐々に接近していくのですが、こんなに早く直接対決となってしまい、この先、10話までどうやって持たせるのか、ちょっと不安です」(同)

週刊新潮WEB取材班

2019年2月12日 掲載

新潮社

最終更新:2/12(火) 6:01
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