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「デジタルは万能薬ではない」: 米・家具量販店が陥った、2つのありがちな過ち

2/15(金) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

かつてピア1(Pier 1)は、家庭用のユニークな隠れた商品やアクセントとなる商品を探し求めるのに最適な場所だった。そうした要素を強みとしていた同社も近年は苦戦しており、ニューヨークの株式市場への上場廃止の危機に直面している。

原因はeBayやAmazon、エッツィー(Etsy)といった大手マーケットプレイスとの競争、そして企業内で十分な改革が行われていない点にある。ピア1が陥っている状況は典型的なもので、大手のマーケットプレイスに力負けしているなかで、カスタマー体験を向上させたり、自社ブランドの商品を開発したり、ニッチな分野を狙ったりといった改善を行ってきた、ほかの小売業者に対抗できていないのだ。

以前に、ピア1のコンサルティング業務も担当した、デジタルマーケティングコンサルタントのジャッジ・グラハム氏は、次のように指摘する。「ひと昔前まで、ピア1といえばユニークで魅力的な商品が溢れている場所だった。だが、Amazonやエッツィーの登場後は、必要がなくなってしまった。一方でターゲット(Target)は改革によって、ウォルマート(Walmart)はよりニッチになることで、ずっと前に苦境を切り抜けることに成功している」。

ウォルマートやターゲットは、eコマースの枠組みを超えて提供する商品を進化させてきた。これら従来の大手小売企業は、格安商品取り揃えるという枠組みから進化している。たとえば、ボノボス(Bonobos)のようなデジタルネイティブなブランドの買収や、ターゲットのヘイデイ(Heyday)、ユニバーサルスレッド(Universal Thread)といった自社ブランドの立ち上げなども実施している。小売業にAmazonが進出してきたにもかかわらず、両社は見事な成長を遂げている。

それと、対照的なのがピア1だ。12月に発表された第3四半期の業績報告を見ると、店舗あたりの売上は10.5%減少しており、粗利益率の減少は31.6%となっている。これは前年比で6%の減少だ。同社は巻き返しのための計画を模索している。

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最終更新:2/15(金) 7:10
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