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カワサキ400タイムスリップバトル〈中編〉’18ニンジャ400 vs ’94ZXR400

2/17(日) 17:30配信

WEBヤングマシン

生まれた目的の違いががそのまま走りの違いに

日本国内の’18年400cc市場において上半期トップセールスとなったNinja400は海外でも大好評。その実力は最強と謳われた往年の400レプリカと比べるとどうなのか。そんな疑問に答えるためドイツのモトラッド誌が直接対決でインプレを敢行。その模様をお伝えしよう。中編はライディングインプレッションから両車の違いを探る。

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ZXRは欧州で希少な正規販売の400レプリカ

’76年の後半にマン島TTがGPの世界選手権から外れたとき、代わりに導入されたのがTTフォーミュラクラスだった。この中で特に4スト400&2スト250で争われるF3クラスには、やがて全盛期に日本のメーカーが精巧な小型スーパースポーツを次々と輩出するようになる。そのうちのいくつかは我々ヨーロッパにもやって来たが、正式に輸入されたのはホンダVFR400R(高価で希少だった)、スズキRGV250Γ、そしてカワサキのZXR400のみだった。このZXR が現代のニンジャ400と比べてどんな違いがあるのか、あらためて検証してみたい。スーパーバイクZX‐10Rを強く連想させながらオールラウンドに使えるニンジャ400とはまったく違うはずだ。ニンジャは丸いパイプフレームや正立フォークにシングルディスク。片やZXRは24年以上前のマシンとは言え、アルミのツインスパーフレームに倒立フォーク&ダブルディスク、本格的なスイングアームと非常にレーサーチックだ。

だがやはり、特別な注意を払うべきはカウルの下に隠れているそのエンジンだろう。ZXRの4気筒は57mmのボアに39mmの非常に短いストロークを持っている。さすがに現在では600ccスーパースポーツのボア×ストローク比の方がさらに極端だが、いずれにせよショートストロークは小さなZXRに14500rpmを超えるピストンスピードを可能にした。また、そのような領域での効率的な混合気供給を保証するバルブも精巧で小さなバレルオルガンのようで、最高性能を印象づけることは間違いない。現代でもその測定値は常に65~68ps。1000ccに換算すると、これは162.5~172psに相当する。’90年代初めには、この性能を持つエンジンは他になかった。それだけではない。有能なチューナーはこのエンジンから80psを簡単に引き出すほどだったのだ。

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最終更新:2/17(日) 19:33
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