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年金に手をつけずバリバリ働く60代夫婦は大きな間違いを犯している

2/18(月) 16:00配信

マネーポストWEB

 老後の命綱である「年金」は、受給者である国民一人ひとりが“オーダーメイド”で受け取り始める時期を決められる。それを知らずに生活しているなら、非常に“もったいない”ことになりかねない。

 都内在住の武田さん夫婦(夫67才、妻66才)は、近所でも有名な「現役夫婦」だ。

「夫は62才の時、それまでずっと勤めてきた産業機械の専門商社を退職しました。でも、“おれはまだ家に引っ込むほど老けてないぞ”なんて言いながら、それまでの人脈とキャリアを生かして、コンサル会社を立ち上げました。“社長だ”なんて威張ってますが、年収はサラリーマン時代の半分以下ですよ(笑い)」(妻の千賀子さん)

 それでも、毎朝スーツを着込んで、得意先に出かけていく姿は頼もしい。年収は300万円ほどだという。千賀子さんが続ける。

「私も建築関係の会社で経理のパートを続けています。子供が独立してからなので、かれこれ25年ぐらい経ちます」

 60代後半の武田さん夫婦は、年金を受給している。ただ、年金は専用の銀行口座に寝かせたままで、一切、手をつけていないという。

「家のローンも終わってますし、退職金もまだ充分にあります。だいぶん減ったとはいえ、夫婦ふたりで慎ましく生活できるほどの収入はありますから、年金に頼らなくても何とかやっていけています」(千賀子さん)

 老後破産なんて無縁。順風満帆なセカンドライフ──そう見えるかもしれないが、「年金博士」こと、ブレインコンサルティングオフィスの北村庄吾さんは「なんてもったいない」と指摘する。

「武田さん夫婦は、生活に困っていないのに年金を受け取っています。でも、もし年金の受給をとりあえずストップしておいて、働けるだけ働いたり、貯金でしのげるだけしのいで、いざ必要になった時点で年金を受け取り始めれば、年金額をグッと増やせることができたんです」

 年金の受給開始年齢は、基本的に65才というルールになっている。ところが、65才時点では請求せず、受け取り始める年齢を遅らせることで年金額を増やせる―─そんな仕組みのことを、年金の「繰り下げ受給」という。

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最終更新:2/18(月) 16:00
マネーポストWEB

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