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タレント、フィフィ氏の蓮舫氏に関する誤情報ツイートを拡散した日刊スポーツを直撃

2/18(月) 18:28配信

HARBOR BUSINESS Online

 2月17日、タレントのフィフィさんが立憲民主党蓮舫議員に対して、事実に反するツイートをし、これが大きく拡散する事態となった。(参照:”フィフィさん、蓮舫議員が「改正児童虐待防止に反対」と誤りをツイート→謝罪し削除”–BuzzFeed、”【フェイク】フィフィ「蓮舫が児童虐待防止法改正に反対していた!」→議員になる前の法案でした”–Buzzap!)

 元になったフィフィさんのツイートは、千葉県野田市で小学4年生の女児が虐待死した事件について事件への怒りをツイートしていたが、なぜか矛先が蓮舫議員へと飛び火。しかしこれがまったく事実に基づかない「フェイクニュース」だったため、立憲民主党からの正式な抗議があったようで、その後フィフィさんは該当ツイートを削除したが、まとめニュースサイトがこれを拡散。

 もちろん、しばしばフェイクニュースサイトを拡散するまとめニュースサイトだけであれば、「よくあるSNSの光景」だろう(そんなことに慣れてはいけないのだが)。

 しかし、今回の「フェイク」が拡散した背景には、報知新聞や日刊スポーツ、日刊スポーツから提供を受けた朝日新聞デジタルの「&(アンド)」でも掲載され、ツイートが拡散されたということがある。

 まとめニュースサイトならまだしも、大手新聞社のサイトが、ろくにファクトチェックもせずにフェイクニュースを拡散し、その後SNSで指摘を受けたらしれっと削除するとはどういうことだろうか?

◆「配信契約で自動的に出てしまった」と朝日新聞広報

 本サイト編集部は朝日新聞本社広報部に電話取材を行ったところ、「あのニュースは提供が朝日新聞出版社のようなので、そちらに聞いてください」との返答が。

 朝日新聞出版が朝日新聞デジタルのニュースとは、やや腑に落ちない思いを抱えながら、教えられた朝日新聞出版社の番号に改めて電話をすると、案の定「朝日新聞デジタルの『&』に掲載された記事ならうちではないんですが……」との回答が。

 朝日新聞出版の電話口に出てくれた人には、余計な手間を取らせてしまい申し訳ないことをしたが、改めて朝日新聞デジタルの部署に連絡をし、「担当者から折り返す」との返事をもらった。

 たらい回しか……と思っていたところで、朝日新聞広報担当者から連絡を頂いた。

「もう一度調べたところ、あの記事は朝日新聞デジタルの配信です。ただ、配信契約に基づき自動的に掲載しているので、記事内容についてはうちではわからないんです」とのこと。

 どうやら、日刊スポーツが提供した記事を配信契約に基づき、自動的に出してしまったとのこと。

 本誌の取材に、ある朝日新聞関係者は匿名で以下のように語る。

「エンタメ系は外部からもらった記事なのかもしれませんが、記事審査のゆるいサイトを複数立ち上げたりして、危機管理が問題になっています」

 さらに電話をかけ、日刊スポーツの広報担当の方から回答を頂いた。

「フィフィさんの記事については、日刊スポーツのサイト、いまご覧になれますか? そちらの芸能のカテゴリーにですね、すでにお詫びを掲載しておりまして……。それ以上のことは申し訳ありませんがお答えできません」

 記事作成の経緯や、なぜファクトチェックもせずに記事が出てしまったのか? デスクなどが指摘しなかったのか? などの質問をぶつけたが、それらについても「お答えできません」とのことだった。

<取材・文/HBO編集部>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:2/18(月) 18:28
HARBOR BUSINESS Online

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