ここから本文です

「死ぬまで許して」の一方で6年間謝罪なしの学生も、店つぶした“バカッター”のその後

2/20(水) 8:00配信

週刊女性PRIME

「怖くて一歩も外に出られないということで、そうとう憔悴していたと聞いています」

 かつて、アルバイトによる不適切投稿の被害にあったステーキハウス『ブロンコビリー』の広報担当者がアルバイト店員のその後を明かした。

【写真】開いた口が塞がらない、不適切動画&写真の数々

内定取り消しのケースも

 若者のバイトによる不適切動画投稿が相次いでいる。

 回転寿司チェーン・くら寿司ではゴミ箱に捨てた魚をまな板に戻し、セブン-イレブンではおでんのしらたきを吐き出す、ファミリーマートでは商品のペットボトルのフタをなめるなど、次から次へとアルバイト店員による“おふざけ動画”が投稿され瞬く間に炎上し、各企業が正式に謝罪文を発表する事態に。

「このような動画はインスタグラムのストーリーという機能を使って投稿されたものです。ストーリーとは24時間で消えることが特徴なので気軽に身内にウケることを目的に投稿してしまうわけです」

 と、ITジャーナリストの渋井哲也さんが解説する。身内だけに向けたウケ狙い動画がなぜ拡散されたのか。

「ネットでは不適切な動画を見つけて炎上させることを目的とした“特定班”と呼ばれる人たちがいます。彼らはストーリーで不適切な動画をダウンロードし、ツイッターなどで拡散させ炎上させていくのです。スクープ合戦を楽しんでいるのでしょう」(同)

 ネットの特定班による“犯人さらし”により、投稿者の実名はもちろん、出身中学や高校、現在通っている大学・専門学校までが瞬く間にさらされ、それはネット上に半永久的に残る。

「就職が決まっていたのに就職先に苦情が殺到し、内定が取り消されたケースもあります」(前出、渋井さん)

 過去に不適切画像を投稿し、大炎上したバイトたちのその後を追ってみると──。

 '13年8月5日、『ブロンコビリー足立梅島店』のアルバイト店員のAくん(当時18)が店の冷蔵庫に入り込む写真をツイッターにアップした。

1枚の画像が1週間で店をつぶした

 この投稿は瞬く間に炎上し、翌6日に店は休業。ブロンコビリーは足立梅島店との契約を解除し、同12日に足立梅島店は閉店した。1枚の画像がひとつの店をたった1週間でつぶしたのだ。

「(画像が投稿された)翌日には電話は鳴りやまずメールも相当数きました。“何やっているんだ、不衛生じゃないか”というお叱りの声がほとんどでした。苦情は5センチくらいの分厚いファイルいっぱいにたまりました」(ブロンコビリー広報)

 企業側は損害賠償を検討していることを発表。厳しい措置にネット住民たちの溜飲が下がったのか騒動は収束していった。しかし、当事者であるAくんはすっかり怯えてしまったのだという。

「Aくんは保育士になるために専門学校に通っていたんですが、その学校名や連絡先までさらされて学校にも“あんな男を保育士にするのか”などと電話がくる始末。すっかり引きこもってしまい、“外を歩くのが怖い”などと言っていたそうです」(当時を知る関係者)

 Aくんのツイッターには、騒動から約1か月たった9月15日に、《許してください。死ぬまで許してください》(原文ママ)と投稿され、'14年2月に、《一文無しもすぐそこ》(同)というつぶやきを最後に投稿はストップしている。

 Aくんの投稿が大炎上する1か月ほど前、東京都多摩市のそば店『泰尚』ではアルバイトの多摩大学の学生たちが度を越した悪ふざけ画像を投稿しバカ騒ぎしていた。

「厨房内の食洗器に足を入れたり、胸に店の茶碗を当てていたり、不快な画像のオンパレードでした」(渋井さん)

 こちらも漏れなく炎上し「不潔だ」というクレームが店に相次いだ。

 店主の小川純子さん(59)が当時の被害を語る。

「炎上した翌日お店に行くともう電話はやまない状態でした。着信ナンバーを見ると全国から野次馬のごとく電話がかかっていることがわかりました。常連さんからもお叱りの声を受けました。“あの写真を見た。不衛生じゃないか。お金を返してほしい”と言われました」

1/2ページ

最終更新:2/20(水) 17:03
週刊女性PRIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊女性PRIME

(株)主婦と生活社

「週刊女性」4/30号

定価400円(税込)

「週刊女性PRIME」では「週刊女性」本誌の一部記事のほか「週刊女性PRIME」独自の記事を読むことができます。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事