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この秋、日本初上陸! 台北発のお洒落本屋「誠品書店」は、日本でも成功するのか?

2/23(土) 12:10配信

FRIDAY

「蔦屋書店」がお手本としたともいわれている、この本屋さんの魅力を青木由香さんに聞く

台湾で大人気の誠品書店が、この秋、日本に初上陸する。単なる書店という枠を超えた空間作り、度肝を抜くコラボ企画など、その動向は、世界中のカルチャーシーンから注目を集めてきた。「蔦屋書店」がお手本としたともいわれている、この書店。中国語圏外での出店は、今回の日本橋が初めてになる。

 この誠品書店の魅力と歴史を、『FRaU』の台湾特集をはじめ、数々の台湾関連の記事でお馴染みの青木由香さんに語ってもらった。

17年前、私が初めて出会った誠品書店は…

私が台湾に住み始めた17年前。すでに誠品書店・敦南店は洒落た空間と24時間営業を売りに、他とは一線を画す本屋として注目されていた。

カッコよく作られた空間とは裏腹に、ヘッドホンで音楽を聴きながら、床にあぐらをかいて読書をする客や、夜中になるとおめかしし、ナンパを期待して待つ女子が出没することでも有名で(実際、ナンパのメッカと言われていた)、“台湾らしさ”もそこここに垣間見られるところだった。

今でこそ誠品書店の信義店やソンイェン店ではメイドイン台湾の土産物を扱っていて、観光客を真っ先に案内する場所となっているが、以前から私は「台北には面白い本屋があるんだよ」と深夜の敦南店に観光客をよく案内していた。当時の敦南店の下層階には、台湾ではあまり見かけない海外のブランドの店舗や飲食店があり、本屋というよりデパートのような機能を備えていた。

その後、私も台湾で本を出し、本を売る側の立場に回る。そうすると、台湾の読者に「本、読みましたよ!」と言われて喜んだのもつかの間、それが本を“買って”読んだのではないことが多々あることが判明! 作者本人に嬉しそうに「立ち読みで読みましたよ!」と言う読者の存在と、今でこそ日本でも当たり前になったが、その当時から一冊丸ごとタダで読ませてしまう台湾の本屋の存在に心底驚き、書店と出版社の経営を心配してしまった。

案の定、24時間営業が売りの誠品書店は、立ち上げから15年赤字経営が続いていたと言う。

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最終更新:2/23(土) 12:10
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