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【卓球Tリーグ】木下対岡山、壮絶なファイナル前哨戦に「逆転の水谷」が勝利でピリオド

2/24(日) 0:34配信

卓球王国

両チームが探り合い。ダブルス強い岡山が先取した

東京の立川・立飛で行われたノジマTリーグ男子の木下マイスター東京対岡山リベッツ。3月17日のファイナル進出を決めた岡山にとって、シーズンのリーグマッチの最終戦であり、木下とのファイナル前哨戦となった。
 トップのダブルスは、両者が予想外のペアリング。木下は張本智和と大島祐哉が組み、岡山はエースダブルスの上田仁・森薗政崇を崩し、元全日本チャンピオンの森薗・三部航平ペアを出してきた。完全に、両チームがファイナルを見据えて、手の内を見せない作戦をとった。

 ダブルスの1ゲーム目の主導権を奪ったのはダブルスのスペシャリスト森薗が組む岡山。10-4から10-7と追い上げられたところでタイムアウト。このブレイクが功を奏し、11-7で岡山が先取した。
 2ゲーム目、岡山は6-4から三部が張本に対し2本連続ロングサービスを出し、レシーブミスを誘い、8-4と離す。トップ選手同士のダブルスでは相手のチキータを封じるために下回転、横下回転のスピードのあるロングサービスを出すことが定石となっている。8-7と木下ペアは食い下がるも、最後は11-9と岡山ペアが押し切った。
 ペアは変わっても、岡山の強さはやはりダブルスの強さだ。「三部とは4年ぶりに組んだけど、良いコンビネーションを出すことができた」と森薗。

老練な試合運びとアグレッシブなプレーを見せた水谷

 2番は木下が全日本チャンピオンの水谷隼、岡山はタイペイの気鋭の若手、17歳の林キン儒で、前回の木下戦では張本を3-0で破っている。2月から参加した林は試合ごとに力をつけている。出足から水谷が飛ばしたが、林がすぐにまくり、8-6とリード。水谷の動きは決して悪くはないが、林はミスがなく、的確にフォアドライブを入れていく
 2ゲーム目も林が主導権を奪いながら、試合が進んでいく。水谷は一度もリードを奪うことなく、林がゲームを連取。ミスがないのは「的確な目」を持っている証拠。加えてバックのカウンターとフォアのドライブは力がある。
 3ゲーム目、背水の陣の水谷が出足から飛ばし、5-0。巧妙に林のバックをつぶしにかかる。一気に10-2と離し、誰もが次のゲームを考えたが、そこから林が5本連取し10-7となり、木下がタイムアウト。しかし、林の勢いは止まらず、なんと8本連取して10-10に追いついた。ここで水谷が捨て身の両ハンドを放ち、12-10でかろうじてゲームを取り返したが、試合は完全に林のペースとなった。
 その流れを絶ちきるように4ゲーム目の出足から水谷が強引に攻めていき、4-0とするも、林が盛り返し、6-5まで詰め寄る。お互いが斬り合うようなラリー戦、9-7から水谷が回り込んでドライブを決める。最後は林のドライブミスで11-7、水谷がゲーム連取し、最終ゲームに持ち込んだ。
 5ゲーム目は6-6からのスタート。水谷が7-6から目の覚めるようなカウンターのフォアドライブを放ち、8-6とするも9-9となる。ここで水谷の強烈な横下回転サービスを林が持ち上げ、それをカウンターで水谷が決め、最後はバックのカウンターで、見事な逆転勝ち。水谷の老練な試合運びと、積極攻撃で試合を1-1に戻した。
 それにしてもタイペイの林キン儒は強い。岡山ベンチにはこの試合でタイペイのナショナルチーム監督の蒋澎龍が専属コーチとして入り、林への期待の大きさがうかがえる。

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最終更新:2/24(日) 0:38
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