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新ルンバが挑む、ロボット掃除機購入を阻む“3つの壁”

2/25(月) 7:00配信

日経トレンディネット

アイロボットジャパンは2019年2月19日、ロボット掃除機「ルンバ」の新モデル2機種を発表した。18年10月に発売した「e5」と合わせて、同社の言う「ロボット掃除機を買わない3大障壁」を取り払い、23年までにルンバの世帯普及率10%を目指す。

【関連画像】ルンバ本体がクリーンベースに帰還すると、充電と同時にゴミの吸引が始まる

●家の間取りを学習、ゴミ捨ての手間も解消

 アイロボットジャパン(東京・千代田)は、ロボット掃除機「ルンバ」のフラッグシップモデル「ルンバ i7」を19年2月22日に、「ルンバ i7+」を3月8日に発売する。

 2つの新モデルに共通する特徴は、ナビゲーションテクノロジー「iAdapt」が3.0にバージョンアップし、処理速度が3倍以上になったことで実現した「Imprintスマートマッピング」機能だ。これは、ルンバが家の間取りを学習する機能で、無駄な移動が減る上に、部屋を指定して掃除させることを可能にした。「従来モデルは(家具の移動といった)住環境の変化に対応するために、あえて間取りを忘れるようにプログラムされていた」(アイロボットジャパン マーケティング本部 プロダクトマネージャー 山内洋氏)だけに、まさに180度の方向転換と言える。

 最も特徴的なのは、i7+に付属する「クリーンベース」だ。これは、従来のルンバの「ホームベース(充電ステーション)」に、ルンバが集めたゴミをためておけるようにしたもの。充電中のルンバ本体のダスト容器からゴミを吸い上げ、専用の紙パックにためていく。紙パックにはダスト容器30杯分のゴミをためておけるので、仮に1日1回の掃除でダスト容器がいっぱいになったとしても、月に1回程度の交換で済む計算になる。ロボット掃除機は、一般的な掃除機に比べると集積しておけるゴミの量が少ないため、こまめにゴミを捨てる必要があった。その弱点が「クリーンベース」で解消されたわけだ。

 両モデルは「価格が高い」「自分で掃除しないとキレイにならないのでは」「従来の掃除機で充分」という「ロボット掃除機を買わない3大障壁」のうち、「価格が高い」以外の2つに応えたものだという。アイロボットジャパン マーケティング本部 本部長 山田毅氏は、「価格が高い」という点については5万円を切る廉価モデル「e5」(18年10月発売)でクリアできたとした上で、「残る大きな2つの障壁については、進化したナビゲーション、(ルンバ 960と比べて2倍になった)吸引力、そして『クリーンベース』によって乗り越えていきたい」と話した。

 新モデルのアイロボット公式ストアでの価格は、i7が税別9万9880円、i7+が税別12万9880円。また、960は税別8万9880円から6万9880円に、ベーシックモデルの「ルンバ 643」は税別3万9880円から2万9880円に値下げされた。

(文/堀井塚高)

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