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「耳の薄毛」で難聴に 大音量・ストレス・喫煙はNG

2/26(火) 10:12配信

NIKKEI STYLE

「薄毛」。ストレス社会の昨今、男女問わず気にする人が多い。この薄毛ストレスを解消するための商品は世の中に多く出回っているが、実はどうにもこうにも治せないこともある。それが、「耳の『薄毛』」だ。そう聞いて「耳の薄毛って何?」と疑問に思う方も多いだろう。耳の毛がどんなものかについては後ほど詳しく説明するが、その毛が薄くなると、「治らない」「聞こえない」「コミュニケーションがおっくうになって、うつや認知症の入り口に立つ」という負のスパイラルに陥りかねない。

聞こえ方の低下によって、前回記事「あの人のパワハラ 実は『耳の老化』が原因かも」でも書いたように、「聞こえない側」にも「話す側」にもコミュニケーション障害からくる大きなストレスがかかりやすい。今回は、そんなストレスの原因となる「耳の薄毛」の実態とそのストレスを解消するためのルールを健康ジャーナリストの結城未来が東京逓信病院耳鼻咽喉科部長の八木昌人医師に教わった。

■そもそも音はどうやって聞こえるの?

まずは、耳の仕組みを知っておこう。耳の構造は大きくは「外耳」「中耳」「内耳」の3セクションに分かれる。

外から耳に入った音は波として外耳道を通過し、
⇒(1)「鼓膜」がこれを振動に変換⇒(2)「耳小骨(じしょうこつ)」で振動を増幅⇒(3)「蝸牛(かぎゅう)」と呼ばれるカタツムリのような器官の中にあるリンパ液が振動⇒(4)蝸牛の中に生えている「有毛細胞」が刺激を受けて電気信号に変換⇒(5)蝸牛神経を通って電気信号が脳へ送られる
――という道筋をたどって、私たちは「音」を感じることができる。

この中のどこかの具合が悪くなると「難聴」など、さまざまな耳の疾病につながる。

――八木医師「実のところ、耳の不具合には私ども医師が頑張れば治せる部分と、完全には治せない部分があります。耳の毛がなくなってしまうと治せません」

ここまで読むと、「耳の毛」とは、耳をのぞくと見える、あの細い産毛ではない、ということに気づいていただけたのではないだろうか? そう、問題は、耳の奥に生えている5、6ミクロンほどの微細な毛がなくなっていくことなのだ。

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最終更新:2/26(火) 12:15
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