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良くないと分かっているが......という人に「ハームリダクション的」な商品を

2/26(火) 11:24配信

ニューズウィーク日本版

イギリスでは国が電子たばこによるハームリダクションを推奨

そうした現実を直視し、いち早く対策を講じた国がある。加熱式たばこではなく、電子たばこが主流となっているイギリスだ。ちなみに電子たばことは、タバコ葉を熱する加熱式とは異なり、ニコチンを含む液体を加熱して発生した蒸気を喫する、VapeやE-Vaperと呼ばれるものだ(日本では薬事法によりニコチン入りの電子たばこを販売できない)。

昨年4月、イギリスで喫煙者に向けニコチン入り電子たばこを啓蒙する世界で初めての試み、「Vapril」(VapeとAprilの造語)キャンペーンが展開された。「驚くべきは、そのキャンペーンを国と王立内科学会が主催していること。冊子を制作して配布したり、カフェにインストラクターを常駐させ電子たばこのレクチャーを行うなど、莫大な予算をかけた大規模なものでした」と、現地で視察した熊丸氏もその徹底ぶりに目を丸くする。

ロンドン大学の研究チームが医学誌に発表したところによれば、ニコチンパッチやニコチンガムといった代替品よりも、電子たばこのほうがたばこハームリダクションが約2倍効果的であることが明らかになったという。「紙巻きたばこから加熱式たばこへと移行した場合、匂いの強さから再び紙巻きたばこへ戻る人は少ないという印象がある」と、熊丸氏もコメントする。

たばこにアルコール、ラーメン、スイーツ......。誰しも、進んで不健康になりたいわけではない。しかし、良くないと分かりながらも欲望が勝ってしまうことだってあるのではないか。

ならば、その罪悪感と身体的なダメージを少しでも軽減する「ハームリダクション的」な考えや商品を取り入れてもよいのではないだろうか。人生のすべてを0か1で振り分けることなどできないのだから。

高野智宏

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最終更新:2/26(火) 12:43
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