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完全保存版 皇室が行う宮中祭祀の年間スケジュール【下半期】

2/28(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 かつて国家的行事だった宮中祭祀は戦後、「皇室の私的行事」とされ、国民に知られることはほぼなくなった。しかし、森深い皇居の奥では、神聖かつ神秘的な祭祀が昔と変わらぬまま連綿と続いている。

 祭祀を通じて神々への感謝と国家国民の安寧を願う天皇陛下の祈りは深い。一年の間にどんな宮中祭祀が行われているのか? 7月から12月に行われる宮中祭祀を紹介する。(祭祀・行事名、概要、出御・お出まし、の順)

7月30日【明治天皇例祭】
 明治天皇のご命日に皇霊殿で執り行われる(伏見桃山陵においても祭典がある)。天皇・皇后 皇太子・同妃 各宮家の皇族。

9月 秋分の日【秋季皇霊祭】
 皇霊殿で執り行われるご先祖祭。天皇・皇后 皇太子・同妃 各宮家の皇族。

9月 秋分の日【秋季神殿祭】
 神殿で執り行われる神恩感謝の祭。天皇・皇后 皇太子・同妃 各宮家の皇族。

10月17日【神嘗祭】
 賢所に新穀を供える神恩感謝の祭典。祭典前、天皇は神嘉殿の南庇で伊勢神宮を遥拝する。天皇・皇后 皇太子・同妃 各宮家の皇族。

11月22日【鎮魂の儀】
 翌日の新嘗祭に備え、綾綺殿で天皇をはじめ皇后、皇太子、同妃の御魂を鎮め、活力を取り戻すための儀式。飛鳥時代にさかのぼる。

11月23日【新嘗祭】
 夜中、神嘉殿において、御祭服姿の天皇が新穀を皇祖や神々に供え神恩を感謝した後、自らも食す祭典。宮中祭祀の中で最も重要なお祭。天皇自ら栽培された新穀も供える。大嘗祭が挙行される年には行われない。古墳時代にさかのぼる。天皇 皇太子 各宮家の男性皇族。

12月中旬【賢所御神楽】
 夕刻から賢所前庭の神楽舎で御神楽を奏して神霊をなごめる。御神楽に先立って天皇から順にご拝礼。天皇・皇后 皇太子・同妃 各宮家の皇族。

12月25日【大正天皇例祭】
 大正天皇のご命日に皇霊殿で執り行われる(多摩陵においても祭典がある)。天皇・皇后 皇太子・同妃 各宮家の皇族。

12月31日【節折】
 天皇のために宮殿竹の間で行われるお祓いの行事。天皇。

12月31日【大祓】
 神嘉殿の前庭で皇族、国民のために行われるお祓いの行事。皇族代表お一人。

監修■高森明勅(神道学者)

※SAPIO2019年4月号

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