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「足裏がジンジン痛い」は糖尿病と密接に関係している恐れ

3/1(金) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 糖尿病のよく知られた症状といえば、口が渇く、頻尿になるなどがあるが、実はまったく関係がなさそうな部位にも「初期症状」が現われるという。それが足裏だ。

【イメージ図】末端神経にダメージ→糖尿病の疑い

「最近、足の裏がジンジン痛む」と感じても、“年のせいで疲れが溜まっているのだろう”とやり過ごしてしまいそうだが、実は糖尿病と密接に関係しているという。神経障害を専門とする脳神経内科医の長谷川嘉哉氏が解説する。

「膵臓の異変による糖尿病で高血糖の状態が続くと、末梢神経の代謝にも異常をきたし、血流が低下して、神経の働きが阻害されることがある。『糖尿病性神経障害』という糖尿病の合併症のひとつです。その初期症状として足の裏などに『ジンジン』『ピリピリ』といったしびれを感じることがある」

 一部が強く痛むのではなく、足裏の感覚がぼんやりと麻痺したようになるのが特徴だ。通常だと熱さ、冷たさ、痛さといった温痛覚や触覚を脳に伝えるといった機能を果たすはずの末端の感覚神経が、異常をきたすことで、このようなジンジンとするしびれを引き起こすという。

「中には、『なんとなく感覚が鈍った』『足首から下が布で覆われているようだ』と表現する人もいて、違和感の捉え方は人それぞれです」(同前)

 症状が進むと、足だけではなく手指にもしびれが現われるようになるという。

「その段階になるとかなり進行した状態。さすがにほとんどの人が気づきます。さらに感覚が鈍くなり、足に怪我や火傷を負っても自覚できず、潰瘍や壊疽に繋がってしまう。場合によっては足の切断を余儀なくされるケースも考えられます」(同前)

 糖尿病の完治は難しいが、症状に早めに気づけば、合併症の進行は遅らせることができる。足の違和感が重病のサインとなるケースはほかにもある。

「足首から下がむくんでいる場合は要注意です。特に、『夜むくんで朝治る』という状況が繰り返されていたり、夕方になると靴がきつくなるなどのケースでは心臓病の疑いがある。

 心臓の働きが弱くなると、血液が足まで循環しにくくなり、足に水分が溜まりやすくなる。それで『むくみ』という症状が現われるのです。これを放っておくと、心不全などになる可能性があるので、注意しましょう」(イシハラクリニック院長の石原結實医師)

※週刊ポスト2019年3月8日号

最終更新:3/1(金) 7:00
NEWS ポストセブン

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