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広島 カープOB・横山竜士が徹底分析! 2019カープ 投手陣の展望 リリーフ投手編

3/1(金) 6:03配信

広島アスリートマガジン

佐々岡コーチの方針で中崎翔太、一岡竜司以外は先発調整となった春季キャンプ。昨季大活躍のフランスア、アドゥワ誠は昨季同様の役割となるのか? 激しい競争が予想されるリリーフ陣の中から横山竜士氏が注目する選手を紹介する。

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『短所がない』ことが中崎最大の魅力! ストッパーの安定感がリリーフ陣の鍵を握る!

■ 中崎翔太
なかざきしょうた/1992年8月10日生、鹿児島県出身/186cm 100kg/右投右打/投手/ プロ9年目・26歳/日南学園高-広島(10年ドラフト6位)
【昨季成績】68試合 4勝2敗32S6H 投球回66.1 奪三振56 防御率2.71

リリーフ陣を考える上でストッパーの安定感は鍵を握ってくる部分です。
中崎は圧倒的な投球をする訳ではありませんが、『短所がない』ことが特長です。
連投をしても球威がそれほど落ちず、制球力も悪くないですし、フィールデイングも無難にこなします。これが3連覇を果たした3年間で結果を残し続けている要因でしょう。当然調子を落とす時期もありますが、1年間通してある程度の調子をキープしてストッパーとして投げ続けてくれることは、チームにとっては非常に大きいもの。
特にリリーフ投手陣はストッパーから逆算して陣用が決まってきます。ゴルフでたとえるならばストッパーは『最後を決めるパターの役割』です。ドライバーの代わりは何本もありますがパターの代わりはありませんからね。
ですが、いつまでも中崎と言っていられないですから、今季は中崎を脅かすくらいの存在の投手が出てきて、競争意識を煽る状況になってほしいと個人的には思っています。
どうしても野手のポジション争いが注目されがちですが、リリーフもたった6枠しかない中で、一番大事なストッパーを務める中崎の競争意識を煽ることで、さらに彼が『やらなければならない』という気持ちで発奮してほしいと思います。

3年連続60試合近く投げたジャクソンの穴を埋める投手として、存在感を発揮できるか!?

■ J.ヘルウェグ
ジョニー・ヘルウェグ/1988年10月29日生、アメリカ出身/200cm 106kg/右投右打/投手/ 来日2年目・30歳/フロリダコミュニティーカレッジ-ブルワーズ-広島(18年~)
【昨季成績】7試合 0勝0敗2H 投球回8 奪三振10 防御率1.13

昨季はシーズン途中に来日し、しばらく二軍暮らしが続いたヘルウェグですが、終盤に一軍登板してクライマックス・シリーズ、日本シリーズとポストシーズンの短期決戦で存在感を示しました。
ここでの投球を見ていて個人的に面白さを感じた投手です。昨季までは3年連続で60試合近く登板したジャクソンがいましたが、今季は彼がいません。なかなか毎年60試合近く投げる投手はいるものではないだけに、その穴を誰が埋めるのか? そう考えたときにヘルウェグが面白い存在となってくるかもしれないと思っています。
たとえば右打者に対して、ジャクソンの場合は外角一辺倒の配球でした。しかしヘルウェグの場合はツーシームを中心にインコースをどんどん攻めてきますし、右打者にとっては驚異です。
昨季日本シリーズでもソフトバンクが誇る右の強打者も彼を打ちあぐねていました。150キロをゆうに超える内角球は、打者に与える恐怖心を与える武器になると思いますし、ジャクソンが抜けた穴を埋める活躍をしてほしいです。
課題はやはり制球力となるでしょう。しかし自滅することさえなくしていけば、球速も含めて威力は絶大です。日本球界2年目の彼に期待したいところです。

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最終更新:3/1(金) 6:03
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