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公立中学、食事つき夜の勉強会で生徒の苛々解消し地域交流

3/2(土) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 いじめが激減、校内暴力も消え、有名校進学数も平均学力も区のトップレベル──。校則を全廃し、先進的な自由な授業に取り組む東京都世田谷区立桜丘中学校が、私立中進学率の高い世田谷区の中で、「越境してでも行きたい」と人気となっている。

◆100円でご飯も食べられる「夜の勉強会」

 同校では放課後にも特別な取り組みが行われている。すっかり日の落ちた17時過ぎ、授業が終わったはずの校内にいりこだしの香りが漂う。

 調理室をのぞくと、学校の近くに住む大人たちが10名ほど集まって、大鍋でみそ汁を作っていた。

 2年前から、桜丘中では月に一度、17~20時の間、生徒に校舎を開放して「夜の勉強会」を行っている。会自体は学年を問わず自由参加で、ボランティアの大人たちによる手作りの夕食付きだ。価格はなんと100円こっきり。同校の西郷孝彦校長(64才)はこう話す。

「子ども食堂を開催する場所を探しているかたがいたので、ここでやりましょうと提案しました。ぼくにとっても、いろんな生徒と話せるいい機会でもあります」

 この日、多目的室に50名ほどの生徒が集った。黙々と勉強する子、タブレットを見つめる子、友達とお菓子を食べておしゃべりする子など、皆思い思いに過ごし、学年の違う生徒たちが一緒に勉強する姿も見られた。

 勉強は原則自習だが、学校に残っていた先生が教えてくれることもある。西郷校長は必ず参加して子どもたちと触れ合う。

 18時になると夕飯の配膳が始まる。この日のメニューは牛丼、みそ汁、小鉢にデザート。生徒たちは100円玉を出して食事を受け取る。1年生の女子生徒が言う。

「毎月、夜の勉強会に参加して、ご飯も食べます。お母さんもお父さんも遅くまで働いていて、いつもは自分でご飯を作っているんですが、ここで食べる方が何倍もおいしい」

 食事の間、西郷校長は生徒の輪に交じって一緒に食事をし、食べ終えたら、各テーブルを回って一人ひとりの名前を呼びながら、「お姉ちゃんの就職は決まった?」などと話しかける。

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最終更新:3/2(土) 7:00
NEWS ポストセブン

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