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1秒を撮るのに1~2時間は当たり前!? 『リラックマ』初の“こま撮りアニメ”舞台裏

3/3(日) 11:00配信

週刊女性PRIME

 たった1秒の映像を撮るのに1~2時間は当たり前……!? 

 あのリラックマがストップモーションアニメ、いわゆる“こま撮りアニメ”になって初登場! 手がけたのはNHKの「どーもくん」や「こまねこ」など数々の人気キャラクターを生み出してきたこま撮りアニメーションスタジオ『ドワーフ』。

【写真】『リラックマとカオルさん』の撮影風景

こま撮りアニメの舞台裏

 1日で撮影できるのは平均約5秒。人形&セットの製作に6か月、撮影に6か月……。わずかなズレがあると次のコマにつながらなくなるため、撮影中は風も揺れも厳禁で集中力MAX! 

 そんな膨大な時間と手間をかけて作られた『リラックマとカオルさん』。その舞台裏に潜入&7つのキーワードとともに、マル秘レポートします!

(1)10班体制に分かれて……

 スタジオは10個に仕切られ、カオルさんのアパート、雪の降った公園などそれぞれ異なるセットが組まれ、10班体制で撮影が進行。使われる人形の数は、70体以上! あまり小さいとアニメーターが動かしにくいということで、人形は20~30センチほどの大きさに

(2)プロが考えた“参考になる”衣装

 アラサーOLのカオルさんの衣装は、浴衣やトレンチコートなど、季節に合わせた43着を用意。その中には水着もあるとか……? しかもコーディネートはCMや映画、ドラマで活躍するスタイリストが手がけるなど本格的で、参考になる!
 

(3)監督が大事にした○○シーン

「食べるシーンは脚本の中にもたくさん出てきて、物語のキーにもなっているので、特に丁寧に作り込むことを意識しました」と小林雅仁監督。食いしん坊なリラックマ。普段はおっとりしているが、「食べ物を見るときだけ動きがちょっと早くなったり(笑)。そんなところにも注目してほしいです」

(4)完全CGにしないワケ

 CG技術が進化する中、あえて手間をかけて撮るワケとは?「CGは5年前と今のものだと全然違いますが、コマ撮りだと50年前も今もさほど変わらない。ちょっと古い手法は、永遠に古くならないんです。長く楽しめて、10年後も古くならないものを作りたいと思っています」(ドワーフプロデューサー)

(5)雪はどの家にもあるアレで表現

 冬のシーンでは雪景色も。実は雪には塩を使っているんだとか。しかも、手前は細かく、奥は粗めのものにするなど、使い分け! ほかにも、作品に出てくる小物はもちろんすべてが1点もの。ちなみに人形が手に持つものは、重いと人形のバランスが崩れるため軽くするよう心がけたそう

(6)日本発信ということで……

 劇中には四季折々の風景が。「季節を表すことがこの作品の主軸ではないんですが、世界190か国で配信ということで、“日本ってこういう国で、こういう暮らしをしているんだよね”ということが空気として伝わるといいなと思っています」と監督。お鍋を囲んだり、扇風機で涼む姿など、日本ならではの“あるある”が盛りだくさん

(7)リアル女子、カオルさん

 映画『かもめ食堂』などの荻上直子さんが脚本を手がけ、本作のメインターゲットは大人の女性。監督は“リアル”を求め、女性スタッフにリサーチにリサーチを重ね、「仕事のこと、恋のことなど、普通に暮らすアラサー女性の方の身に起きることが描かれています。お子さんはもちろん、大人の女性にぜひ見ていただきたい!」

『リラックマとカオルさん』 4月19日(金)より、Netflixにて全世界独占配信
 アラサーOLのカオルさんと、いつの間にか家に住みついたリラックマ、コリラックマ、キイロイトリ。そんな彼女たちが過ごす12か月をゆるりと描いた、優しくてちょっぴりほろ苦い物語。11分×13話。カオルさんの声は、女優・多部未華子が演じている

最終更新:3/7(木) 14:36
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