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中国の伝統医学の理論に基づく、アンチエイジングに効く食材とは?|『老いない体をつくる中国医学入門』

3/4(月) 6:02配信

サライ.jp

文/鈴木拓也


「疲れがとれず、意欲がわかない」、「白髪が増えた」、「夜起きて2回はトイレに行く」といった、加齢に伴い多くの人たちが経験する心身の変化。

無理なく続けられる「地中海式和食」でアンチエイジングのすすめ

不可抗力の面もあるが、中国の伝統医学の「抗衰老」(老化を食い止める)の考えでは、こうした望ましくない変化は遅らせることができるという。

特に「腎」をケアすることで、抗衰老ができると説くのは、日本中医薬大学講師で薬膳料理家の阪口珠未さんだ。

ここで言う腎とは、中国医学の五臓(肺、心、脾、肝、腎)の1つで、腎臓とは異なる。阪口さんは著書の『老いない体をつくる中国医学入門』の中 で、腎は先天的な生命エネルギー、すなわち「腎精」を蓄えている所だと説明する。

この腎精は日々使われていき、枯渇してくると、耳が遠くなり、骨がもろくなり、物忘れがひどくなるなど、典型的な老化の兆候が出始める。そして、腎精が残りゼロになったら死が訪れる。

黙っていれば減ってゆく腎精を「チャージしていけるかどうかが、体を若々しく保つ決め手」になると、阪口さんは力説する。そして、腎精は、特定の食材によってチャージできるという。

どのような食材が腎精をチャージしてくれるのだろうか。本書で紹介されているものから、幾つか取り上げてみよう。

■山芋(長芋)

古来日本では、山芋は「精をつける」食べ物として扱われてきたが、中国の薬膳でも腎精をチャージする食材として重宝されている。そして、「腎の消耗による疲労感や冷え、更年期の不定愁訴のほか、胃腸の働きが低下し食欲がない、下痢しやすい、細かいことが気になる、睡眠の質が悪い」などのトラブルに効くと、阪口さんは述べている。

歴史上の人物としては、ストレスと加齢による諸症状に苦しめられていた西太后が、山芋の入った蒸しケーキを食べて、劇的に改善したという例が引き合いに出されている。

本書では、山芋を使ったレシピが幾つか掲載されている。例えば、輪切りにした山芋とみじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒めて、酒・醤油で味付けした「山芋ステーキ」など、誰でも作れるシンプルなもの。

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最終更新:3/4(月) 6:02
サライ.jp

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