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花粉症の季節到来! この時期考えたい「ジェネリック医薬品」のこと

3/5(火) 16:54配信

FRIDAY

知っておきたい、『AG(オーソライズド・ジェネリック)』という選択

ついにやってきてしまった花粉症の季節……! 今年は平年並みより“やや多い”と気象庁は予測を出しているが、症状緩和には早めの治療が肝心だ。

そんな花粉症の薬をもらうときに、クリニックや調剤薬局で「ジェネリックにしますか?」と言われたことはないだろうか? 黒柳徹子さんのCMでも耳にする“ジェネリック”。「もともとのお薬と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性は同等なおくすりです」と説明されるが、実際のところよくわからず、進められるままに選んでいる人、意味が解らからず拒否する人が多いという。

先発医薬品よりも約2~5割も安いが、実は知らないことばかりのジェネリック医薬品。花粉症の処方薬『アレグラ』を一例に、東京都済生会中央病院・薬剤部技師長の楠見彰宏氏に教えてもらった。

ジェネリックは、先発医薬品と「まったく同じ」ではない

そもそもジェネリック医薬品とは、もともと最初に薬を開発した企業の特許期限が切れた後、別の企業が同じ有効成分で作った薬品のことだ。「後発医薬品」と呼ばれたりもする。

「先発薬とジェネリック医薬品の共通点は、薬として効果を発揮する有効成分、その含有量、効能・効果が同一(*)であるという点です。効果・効能が同じであることは、試験により確認されています。逆に異なっている点は、添加物や形状、色、味、そして製法です。この部分は先発薬と異なっていても良いことになっています。したがって、厳密にいうとジェネリック医薬品と先発医薬品は、同じものではありません」(楠見氏 以下同)

『アレグラ』のジェネリックは、27社から発売

花粉症治療用に最も使用されている薬のひとつである『アレグラ』にもジェネリックはある。もともとは、“サノフィ”という医薬品メーカーが開発し2000年に発売開始されたが、特許の存続期間終了で2012年からジェネリック医薬品の販売が開始された。

「病院でこの薬が処方されるときの処方箋には、『アレグラ』または成分名『フェキソフェナジン塩酸塩』と記入されています。医師からの特別な指示がない限り、どちらの場合も薬局で“ジェネリックにしますか?”と聞かれることになります」

そんな時、ただ「はい」と答えるのではなく、どんなジェネリックがあるのか、と聞いてみることも可能だと楠見氏は言う。

「ジェネリック医薬品は、先発医薬品とは違う形状にしたり、表面のコーティングを変えたり、有効成分と合わせる添加物を変えて、飲みやすさなどを工夫しているのも一つの特徴です。『アレグラ』のジェネリック医薬品にも、水なしで飲めるものや、小児用のドライシロップなども発売されています。先発医薬品よりもジェネリック医薬品のほうが飲みやすさを意識したものが多いように感じますね」

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最終更新:3/5(火) 19:39
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