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「安重根」遺骨発掘に“聖火リレー” 韓国「三・一独立運動」100周年で反日キャンペーン

3/6(水) 8:00配信

デイリー新潮

反日ナショナリズムを

 実際、100周年の機を捉え、政権内に重きを成すのが、「国家報勲処」だ。

「もともとは、1961年に退役軍人の支援、礼遇を目的に設立された行政機関です。近年は、日本統治時代の抵抗運動に参加したひとびとを“独立有功者”として顕彰するなどの愛国事業も担っています」

 とは、現地特派員。

 この組織が企画する記念事業は総計26を数える。試みにほんの一部を紹介してみると、

(1)「三・一」のユネスコ世界記憶遺産への登録を目指す

(2)伊藤博文を暗殺した安重根の遺骨を、北朝鮮と共同で発掘することを計画

(3)3月1日から臨時政府樹立記念日とされる4月11日まで、「独立のたいまつ」が聖火リレー方式で全国100カ所を巡る

(4)独立に功績のあった者の子孫の住居などに「独立有功者の家」というプレートを設置する

(5)アメリカ、中国、ロシア、メキシコ、フランスなど、十数カ国に政府代表団を派遣し、各国の独立記念行事をサポートする

 まず、(1)について。

 かねて韓国がユネスコを舞台に歴史戦を仕掛けてきたことは、「週刊新潮」既報の通りである。

 たとえば、日本の「明治日本の産業革命遺産」が2015年に世界文化遺産に登録される際には、韓国政府の代表が当時のユネスコ事務局長に、“強制労働施設”が世界遺産に登録される懸念を表明。同時に韓国ロビイストが産業遺産がアウシュビッツであるかのように喧伝して回ったことは記憶に新しいところだ。

 先の特派員は、

「これまでの動きは、あくまで日本の足を引っ張ることを目指した消極的なものでした。しかし、今度の動きには、積極的にユネスコを歴史戦に利用しようという文在寅大統領の意図が透けて見えます」

 と、ユネスコを舞台にした歴史戦が新たな段階に入ったことを指摘する。

「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録を推進した立役者である加藤康子(こう こ)・産業遺産国民会議専務理事も、

「三・一独立運動100周年と冠した行事は、韓国の反日ナショナリズムを喚起するものではないでしょうか。そういった事案を『世界の記憶』に登録することが適切だとは思いません。本来ユネスコは憲章に謳っている通り“人の心の中に平和のとりでを築”く場であったはずです。これからも、世界の国が未来志向の関係を構築することを後押しする場であってほしいと願っています」

 と懸念するばかりだ。

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最終更新:3/6(水) 11:43
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