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最近どうも寝つけない? 不眠症に関わる意外な原因が判明

3/10(日) 21:25配信

ハーパーズ バザー・オンライン

夜、なかなか寝つけない? 本に書いてあることをすべて試しても眠るのには何の役にも立たないというなら、もしかしたら自分ではコントロール不可能な領域なのかもしれない。エクセター大学メディカル・スクールとマサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタルが行った新しい研究によって、不眠症に関わっている57の遺伝子領域が特定された。つまり、不眠症は遺伝的特徴が原因だというのだ。

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この発見は、不眠症はストレスや鬱といったライフスタイルや精神的要因とリンクしているという従来の考え方を変えるもの。遺伝子に関する国際学術誌『Nature Genetics』に掲載されたこの研究は、45万人のデータを分析し、睡眠障害は遺伝するものだということを示す根拠を提示している。

「私たちの発見は、不眠症の症状には、遺伝子がある役割を果たしていることを裏付け、この症状に関わる遺伝子の場所としてこれまでに発見されている4か所をさらに拡大するものです」と、主筆者のジャクリーン・M・レインは語る。「これら特定された領域のすべてが、なぜ不眠症になる人がいるのか、どの経路やシステムが影響を受けるのかを理解し、新しい治療の可能性のあるターゲットを示すのに役立ちます」

同研究で、科学者たちは、不眠症によって冠動脈の病気のリスクがほぼ2倍になることや、鬱病の症状と関連していることを示す証拠も発見している。

「不眠症は世界中の非常に多くの人々に著しい影響を与えています」と語るのは、リサーチに関わったエクセター大学のサミュエル・ジョーンズ。「不眠症と慢性的な病気は関係があることはずいぶん前からわかっていますが、私たちの発見は、鬱病と心臓病が実はなかなか治らない不眠症のせいであることを示唆しているのです」

不眠症とは?

不眠症とは、常に夜、眠りについたり眠り続けたりすることができないという睡眠障害を指し、世界中の10~20%の人が悩まされていると考えられている。

もっともよくある症状としては、「眠りにつくのが困難」「眠り続けるのが困難」「早く目覚めすぎてしまう」などが上げられる。さらには「疲労やエネルギー値が低いと感じる」や「日中怒りっぽい」なども。

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