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「火をつけてこい」発言の泉房穂・前明石市長 “出直し選挙”出馬で当選の可能性は?

3/11(月) 6:01配信

デイリー新潮

取材・文/粟野仁雄(ジャーナリスト)

 市職員への暴言で兵庫県明石市長を辞任し、それ以降、「潜んで」いた泉房穂氏(55)が、告示3日前の3月7日、自らの辞職に伴う明石市長選に立候補を発表した。同日夜に市民会館で開かれた支援者集会では大拍手で迎えられ、「決して許されない、明石の名前が不名誉な形で全国に報道され、払拭できないほど罪深いことをした」などと半泣きで頭を下げ、帰路につく人たち一人一人と笑顔で握手していた。

女性らの署名が後押し

 その後、長時間の記者会見を開いた。「悩んだ末の」出馬については「3月3日に、5000人の署名を集めてくださった支援者に出馬要請をされた。壇上で立ち上がって受け取ることはできないほど泣いてしまいました」と、これが大きな後押しだったと明かし、「最終的には出馬に反対していた家族と協議した結果」とした。短期間に5000人の署名はすごい。

 2月1日の辞任会見後、姿を隠していたが、「明石を離れ一人で部屋にこもり、コンビニに行くのも変装した。(怒りの感情を制御する)アンガーマネジメントの本を読んだりしていた」と振り返った。

 投開票は3月17日。泉氏が当選すると、公職選挙法上の任期は残留期間のみとなるため、4月の統一地方選で、再度、市長選が行われる。明石市選挙管理委員会によると、3月の出直し選挙だけでも8000万円ほどかかるという。辞職せず統一地方選を待てば税金の無駄遣いにならないことを記者に問われると、泉氏は「市役所に抗議電話が殺到し、影響を出さないためには辞職しかないと思った」と答えた。

 とはいえ、泉氏の人気は高い。署名を集めていた子連れの女性は、「ふさほ」と書いた団扇を手に、「税金が余計にかかるけど、それでも泉さんに今の優しい政治を続けてほしい」と話していた。

 泉氏は市長時代、所得制限なしで中学生までの医療費の無料化や、第2子以降の保育料の無料化、元夫からの養育費が滞っている離婚女性に対する市による立て替えや、犯罪者から被害者へ払われていない賠償金も市が立て替えるなど、斬新な政策を次々と断行。他の自治体からも議員などが勉強に訪れるほどだった。そのため、地方都市の凋落にあっても、明石市は人口が増えている。

 立候補を発表した2日前の5日に出馬を求めた「全国犯罪被害者の会」(昨年6月に解散)の林良平・元代表幹事代行は「泉氏は国会議員時代、他の会派にも働きかけて犯罪被害者のために力を尽くしてくれた。そんな政治を継続してもらわなくては。(出馬の)約束を守ってくれた」と喜んだ。

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最終更新:3/12(火) 17:21
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