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【マナーのプロが解説】新入社員のスーツはこう選ぶ!

3/12(火) 6:10配信

オトナンサー

 就職活動を経て、晴れて社会人となる新入社員の皆さんは、ここからが本格的な大人の仲間入りと言ってもよいでしょう。大人であるからには、身だしなみは完璧でありたいもの。初対面の際に好印象を与えるためには、正しいスーツ選びが不可欠です。

 新入社員は、どのようなスーツを選ぶべきなのでしょうか。28万部超えのビジネスマナー本「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)をはじめ、国内外で85冊以上のマナー本を著者・監修者として手がけるほか、カラーコーディネートなどの服装マナーも取り入れた企業での人財育成も行う、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに聞きました。

「清潔感」「安心感」「誠実さ」が大切

 会社によっては、あなた以外にも数人~大人数の新入社員がいる場合があります。そんな中で少しでも目立とうとして、派手なスーツや特徴のある格好をしていると、どのように見られるでしょうか。先輩や上司から「まだ仕事も覚えていないのに、格好だけは気合十分だな」と思われてしまうかもしれません。

 新入社員に求められている身だしなみは「清潔感」「安心感」「誠実さ」の3点です。これらを、スーツや見た目でアピールしなければなりません。つまり、新入社員はまだ「スーツで個性を出す」段階ではないのです。

新入社員のスーツ選び【男性編】

 では、新入社員はどのようなスーツやアイテムを選べば、悪目立ちせず好印象を与えることができるのでしょうか。基本的には、色や柄、デザインなど、すべての点において「ベーシックなもの」を選ぶことを頭に入れておきましょう。

【スーツの色】

 黒や濃紺はオールシーズンに対応し、新入社員にお勧めのカラーです。しかし、黒は「冠婚葬祭に着用するもの」という意見も多いため、漆黒ではない、少し白みがかった黒を選ぶようにすると安心です。紺やグレー系を選ぶときは、濃紺やダークグレーなど、深く濃い色を選びましょう。落ち着いた印象となるため、相手に安心感を与えます。特に、濃紺は知的なイメージをプラスできる色なので、大事な仕事の場面でも活用できます。

 新人や若手のうちは、黒に近いスタンダードなダークカラーを選び、年数やキャリアを重ねるにつれて、季節に合わせた明るいグレー系のスーツなども着こなせるようになると理想的ですね。

【スーツの柄】

 入社1年目など若手の頃は、無地のスーツをお勧めします。無地のものは、柄物のシャツやネクタイとも合わせやすく、汎用(はんよう)性が高いです。また、無地だと個性を主張することなく、新人らしい初々しさや真面目さ、誠実な印象も与えることができます。

 無地以外を選ぶ場合は、鉛筆で引いたような細い線の「ペンシル・ストライプ」や、髪の毛のように細いラインの「ヘアライン・ストライプ」であればオーケーです。太いストライプは派手な印象となって目立つため、若手のビジネススーツには不向きといえます。また、業種や職種、会社によっては、格子柄やグレンチェックもよしとしている場合があります。職場の雰囲気、上司や先輩など会社の傾向を見て選んでいきましょう。

【スーツの形・デザイン】

 ベーシックなデザインは、シングルスーツの2つボタン型です。もちろん、3つボタン型を選んでもよいでしょう。気に入った形やデザインのものがあっても、自分に合っていなければスーツは格好良くありません。スリムなタイプはすっきりした印象を与えますが、動きにくいという点もあるため、機能性も確認する必要があります。体にフィットするものを選ぶために、次のポイントを意識しながら、必ず試着することをお勧めします。

・肩はジャストサイズか
・ジャケットの後ろ襟からシャツが約1センチ見えるか
・横から見たとき、肩から腰にかけてS字のラインがきれいに出ているか
・ジャケットの着丈はヒップを隠すぐらいか
・ジャケットの袖口から指1本分ほどのシャツの袖が見えるか
・パンツの裾は靴の甲に触れ、ややたるみが出ているか

【ワイシャツ】

 新入社員が持っておきたいワイシャツの定番カラーは、白です。無地の白をはじめ、薄いブルー系、白・ブルー系をベースにしたストライプなどは清潔感を与えられます。

 襟(カラー)の形は、標準的な「レギュラーカラー」と、襟が広めな「ワイドスプレッドカラー」が無難でしょう。ノーネクタイでも問題ない職場やクールビズの時期、カジュアルデーは「ボタンダウンカラー」の男性も多いですが、本来、ボタンダウンはカジュアルな部類に入るため、一般的な職場ではお勧めしません。

 ワイシャツでありがちなのが「気づかないうちに襟元や袖口が汚れていた」というケース。新入社員は特に清潔感を大切にしたいので、ワイシャツを毎日替えることはもちろんのこと、洗濯もきちんと行いましょう。忙しくて洗濯ができなくても替えのシャツを用意できるように、週の勤務日数+1枚はそろえておきたいものです。

【ネクタイ】

 ネクタイは個性を出せるアイテムですが、新入社員は派手なデザインにならないように注意しましょう。柄が大きくなると派手になったり、カジュアルな印象になったりするので、控えめな細かい柄を選ぶのがポイントです。無地のネクタイの他には、レジメンタルやドットが使いやすいでしょう。スーツやシャツとの相性や、自身にしっくりとくる違和感のない柄かどうか、また、自社のイメージに合っている柄かどうかなども考えて組み合わせてみてください。

【靴・靴下】

 スーツで仕事をする新入社員なら、靴は、つま先に飾りのないプレーントゥのひも付きの革靴を用意しましょう。かかとなどのすり減りを防ぐため、2足用意して交互に履き分けることができれば理想的です。この場合、2足目は、つま先に切り替えのあるストレートチップ(一文字飾り)などもよいですね。また、2足あると1足を修理に出していても安心です。

 色は黒を選びましょう。ダークブラウンであっても、新人や若手のうちはブラウン系は控えることをお勧めします。黒は安心感を与えますが、ブラウン系は軽い印象となってしまうためです。

 靴下は、着席時にパンツ(ズボン)が上がったときもすねが出ないような、長いタイプにしましょう。色は、スーツのパンツ(ズボン)と靴、ベルト、かばんの色と同系色にするのが基本なので、黒であれば心配はありません。スーツが濃紺であれば、靴下を濃紺にしてもよいでしょう。この場合は靴、ベルト、かばんは黒でまとめます。

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最終更新:3/12(火) 6:10
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