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楽天・三木谷会長の壮大すぎるスポーツ界進出、今度は日本にNBA招聘

3/12(火) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

● NBAの試合を16年ぶりに日本で 仕掛け人は楽天・三木谷会長

 3月5日、米プロバスケットボールリーグNBAのプレシーズンゲームが今秋、日本で行われることが発表された。

 『NBA Japan Games 2019』と名づけられたイベントで、来日するのはヒューストン・ロケッツとトロント・ラプターズ。10月8日と10日に埼玉スーパーアリーナを会場にして開催される。日本でNBAの試合が行われるのは2003年以来、16年ぶりだ。

 発表会見にはNBAのアジア担当マネージング・ディレクターであるスコット・リヴィー氏と日本人初のNBAプレーヤーになった田臥勇太(Bリーグ・栃木ブレックス)、そして楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏の顔があった。このイベントは、三木谷氏がNBAに働きかけたことで実現したのだ。

 ご存じの通り、楽天はプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスとJ1ヴィッセル神戸を所有し、三木谷氏はオーナーを務めている。楽天が経営に参画したのはV神戸の方が少し先で2004年初頭。赤字に苦しむV神戸を支援するため、メインスポンサーとなった。プロ野球参入の意思を表明したのが同じ2004年の9月。この年の6月に球界再編問題が起こり、パ・リーグが5球団になりそうになったが、楽天が名乗りを上げ、2005年には東北楽天ゴールデンイーグルスが始動した。楽天は2004年にプロ野球とJリーグのふたつのチームの経営に携わることになったわけだ。

 東北楽天は当初は低迷したものの野村克也氏、星野仙一氏といった大物監督を招へいしチームを強化。2013年には球団創設9年目にもかかわらず日本一になる快挙を成し遂げた。V神戸の方はメインスポンサーとしての支援を11年間続けたが、2014年の暮れに全株式を取得し、クラブは楽天の傘下に入った。

● スペインリーグにNBA 海外チームのスポンサーに続々進出

 この後、三木谷氏は海外のスポーツ界にも驚きの進出を果たす。2016年11月にはスペイン・プロサッカーリーグの名門FCバルセロナとメイングローバルパートナー契約を結びユニフォームの胸スポンサーになった。その約1年後の2017年7月にはNBAゴールデンステート・ウォリアーズとスポンサー契約を結び、ユニフォームの左胸に楽天のロゴマークがプリントされるようになった。

 これは海外スポーツウォッチャーにすれば、とんでもなく凄いことだ。FCバルセロナはリオネル・メッシをはじめとするスーパースターが顔を揃え、サッカー界の頂点に君臨するビッグクラブだ。ウォリアーズも世界最高峰のNBAを16~17年シーズンから2連覇中。今季も西地区の首位におり、3連覇達成の可能性も大だ。つまり世界で一番強いバスケットボールチームなのだ。また選手にも世界最高のプレーヤーといわれるステフィン・カリーらスーパースタークラスがズラリと揃う。注目度では1、2を争う人気スポーツ、サッカーとバスケットボールの頂点にいる2チームのメインスポンサーを楽天が務めているわけだ。

 世界一のチームのスポンサーになるのだから、もちろん契約金も巨額だ。FCバルセロナの年間スポンサー料は5500ユーロ(約65億円)。17~18年シーズンからの4年契約だから総額にすると約260億円にもなる。一方、ウォリアーズのスポンサー料は18~19年シーズンからの3年契約で総額6000万ドル(約68億円)といわれている。

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