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悩み深き「高良健吾」、小栗旬や山田孝之、松田翔太……デキる俳優との違い

3/12(火) 7:00配信

デイリー新潮

 平成最後のチャンバラ活劇として、4月12日に公開される「多十郎殉愛記」(東映=よしもとクリエイティブ・エージェンシー)。深作欣二監督と共に“実録モノ”のヤクザ映画や「新極道の妻たち」などで知られる中島貞夫監督(84)が、20年ぶりにメガホンを取った、100人斬りが目玉の作品である。主演はイケメンで演技派として知られる高良健吾(31)だ。

 とはいえ、彼が主演を務めた作品は、イマイチ当らないと言われていて……。

 ***

「佐幕派と勤王派の争いに、不本意ながら巻きこまれる長州浪人を演じるのが高良さんです。正直言って、目がパッチリで頬骨が高いせいなのか、ヅラが似合わないんですよ」

 とは、映画評論家の北川れい子氏である。今時の若手俳優はイケメンすぎてチョンマゲが似合わないということはままあることいせよ、肝心の演技はどうか。

「彼が演じたのは、貧しくて脱藩せざるを得なくなり、用心棒に身をやつしている浪人と言う役どころ。高良さんはもともと陽性のスターではありませんからね、役柄もハマっていました。ただ、斬り合いになった時、華がないのか、今ひとつ応援する気になれませんでした。やっぱり彼は、準主演か悪役のほうが似合いますね」(北川氏)

 少々残念な評価だが、仕事自体は順調そのもののようだ。

 05年のドラマ「ごくせん(第2シリーズ)」(日本テレビ系)で俳優デビューし、翌年の「ハリヨの夏」(葵プロモーション)でスクリーンデビュー。持ち前のキリッとした顔立ちで、仕事が途切れたことがない。「蛇にピアス」(08年:ギャガ・コミュニケーションズ)や「まほろ駅前多田便利軒」(11年:アスミック・エース)、「シン・ゴジラ」(16年:東宝)、「万引き家族」(18年:ギャガ)などなど話題作やヒット作にも出演している。13年の主演映画「横道世之介」(ショウゲート)ではブルーリボン賞主演男優賞も受賞した。

 だが、高良を知る映画関係者によれば、

「事務所を現在のテンカラットにしてからも、仕事は着々と増えています。そうはいっても本人は『主役を張るといまいち当らない』と悩んでいるそうです。小栗旬(36)や山田孝之(35)、松田翔太(33)と仲がいい反面、彼らとは実績が違いますね。例えば、芝居とは直接は関係ないが、撮影の打ち上げの挨拶が上手な役者は芝居も上手いし面白い。実際、小栗らの挨拶は面白い。自分の見せ方を分かっているということですね。それに比べ、高良は全く面白くありません。本人も飲みながら『面白いこと言えないんですよ』『俺なんかダメですよね』と口癖のように言ってます。主演作が当らないとか、コメディができないのは、その辺りに原因があると思います」

 女性関係の噂もほとんどないそうだが、芝居好きの真面目男ゆえの悩みということか。

「本人も事務所も、主役に対してこだわりはある。山田孝之や賀来賢人(29)のように振り切った芝居も見せないと……。そうじゃないと、オファーするほうも同じ役柄ばかりになってしまうんです。高良の場合、代表作がすぐに浮かばないのは、そのためでしょう。やはり、気取った芝居から脱却する必要があると思います。このままだと、脇役でしか映えない役者で終わってしまうかもしれません」(同・映画関係者)

 一皮剥ける必要がありそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年3月12日 掲載

新潮社

最終更新:3/12(火) 7:00
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