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菅官房長官と対決! 東京新聞望月記者はなぜ違和感を持たれるのか

3/13(水) 6:31配信

デイリー新潮

 記者会見場における菅官房長官と東京新聞の有名記者、望月衣塑子氏との対決が注目を集めている。特に菅官房長官が発した「あなたに答える必要はない」という言葉が一部からは厳しく批判されているのだ。
 この間、長官側が問題視してきたのは、望月記者が従来から「事実と異なる質問」をしてきたことや、質問というよりも意見や主張をぶつけてきたことだ。
「事実と異なる質問」というのは、日本語としてちょっとヘンなのだが、言いたいのは「質問の前提としていることが事実と異なる」ということだろう。

 この件ではメディアの中でも望月氏を応援する人もいる一方で、その取材ぶりに批判的な人や違和感を表明する人もいる。
 たとえば池田信夫・アゴラ研究所所長は、ツイッターで「望月記者の暴走を止められなかった記者クラブの自業自得」と述べている。安倍政権に対して日頃は厳しいコメントをすることが多いジャーナリストの江川紹子氏も、同じくツイッターで、「政権批判者から、官房長官会見でわーわー言ってるヒマがあったらネタを追え、という声が出ないのが不思議。ここを主戦場にするのは違うと思うよ」という見方を示している。

 官房長官という「権力側」と対峙するというのは、ジャーナリストとしては真っ当な仕事ぶりのはずである。にもかかわらず、望月氏に批判的な見方が少なくない理由の一つは、その質問がよくわからないものが多いからだろう。文字に起こした場合に、日本語として成立していないことが多いのだ。たとえば「あなたに答える必要はない」という発言が飛び出した会見での質問も、

「東京(新聞)望月です。関連で……あ、関連じゃない。官邸の東京新聞への抗議文の関連です……」

 といういささかとっちらかった感じでスタートしている。
 望月記者の場合、こういう感じの日本語をかなりの早口で、なおかつ長文で言うので、そもそも何を聞きたいのかが、官房長官ならずともわかりづらい、というあたりは不評の原因の一つである。
 加えて「権力の監視」という点での資質を問う見方もある。確かに望月氏は現政権には厳しいスタンスで「監視」をしているように見える。しかし、たとえば昨年の週刊誌での対談記事で望月氏は、警察や特捜検察の担当記者時代を振り返りつつ、こんな驚くべき発言をしている。

「特捜と国会は向かうところが違う。特捜の場合は、取材対象と記者は事件解決という同じ目標物に向かう。

 だから取材対象に対して、必ずしも批判性が前面に立つわけではありません」(「サンデー毎日」2018年4月8日号)

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最終更新:3/13(水) 14:42
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