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Twitterの新しいカメラ機能は「進化」なのか、それともアイデンティティを損なうのか

3/15(金) 12:12配信

WIRED.jp

有名な話なので知っているかもしれない。2007年の「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」で最も注目されたアプリはTwitterだったのだ。当時、そのことは『WIRED』US版も取り上げていた。

Twitterは「健全なコミュニティ」になれるのか?

だからツイッターが、新しいカメラ機能を発表する場所にSXSWを選んだのも当然だろう。来週くらいにかけて順次、iOSとAndroidのTwitterアプリユーザーは、アプリ内のカメラで写真を撮って簡単にアップできるようになる。

その仕組みはこうだ。まずアプリを開き、左にスワイプしてカメラを開く。カメラボタンをタップすれば静止画を、長押しすれば最長2分40秒のヴィデオを録画できる(つまり280秒ということだ)。また「Live」機能を使えば、その場でストリーミングすることもできる。

ユーザーが位置情報をオンにしていれば、Twitterはタグ付けすべき近隣の場所を提案してくる。また、付近の関連イヴェントのハッシュタグも勧めてくる。例えば、今週のオースティンのダウンタウンでは、「#SXSW」が関連ハッシュタグとして表示される、といった具合だ。

こんなこともできる。もし、あなたがオークランドにあるオラクル・アリーナでNBAのゴールデンステート・ウォリアーズの試合を観戦していて、試合中に何かすごいことが起きたとしよう。カメラはあなたがそこにいることを知っているので、適切なハッシュタグを提案してくる。イヴェントのハッシュタグを選べば、あなたの写真が同じハッシュタグを使うほかのツイートや画像に混じってタイムラインに表示されるわけだ。

画像にキャプションを加えることもできるし、ちょっと楽しいおまけとしてツイートの背景色を変えることもできる。そして「ツイート」を押せば、みんなの会話に貢献できる。

小さくも興味深いステップ

それにしても、なぜアプリ内カメラの新機能を搭載することにしたのか。ヴィジュアルの重要性が高まっているこの世界において、Twitterが競争に加わろうと考えていることは明らかだろう。

それだけではない。人々がリアルタイムの情報にかかわる手段であるという自らの立ち位置をツイッターが認識しつつあるなか、この動きは同社にとって小さくも興味深いステップと言える。

この進化は、人々がTwitterを使うやり方の延長線上にある機能として自然であるように思える。つまり、目の前で起きた出来事の瞬間を捉え、素早く世界に発信するための手段だ

Twitterの新しいカメラ機能は、まだ開発初期段階にある。だがツイッターは長期的には、目の前で起きているイヴェントと場所をカメラ機能が察知し、適切なハッシュタグを提案できるようにしたいと考えている。そうすれば、そのイヴェントを追っている人たちのために、写真やヴィデオをきちんとタイムラインに流せるようになる。

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最終更新:3/15(金) 12:12
WIRED.jp

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