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インディ開幕戦からホンダ、シボレーが拮抗。 佐藤琢磨はリタイア

3/15(金) 19:34配信

webスポルティーバ

 日本企業のNTTが冠スポンサーについた今年のインディカー・シリーズ。全17戦のチャンピオンシップは、セント・ピーターズバーグのダウンタウンで幕を開けた。シーズン最初のレースに集まったのは24台のインディカー。シャシーは全員ダラーラを使用し、エンジンはホンダユーザーが14台、シボレーは10台という内訳だった。

【写真】佐藤琢磨は優勝争いに食い込めるか。インディ、今季の勢力図

 予選は今年も3段階で争われ、トップ6によるタイム・アタック合戦でポールポジションを獲得したのは、2014年チャンピオンのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。

 トップ6のうち4人がホンダエンジン搭載だったが、2位にはジョセフ・ニューガーデンが入り、トップ2をシボレー搭載のペンスキー勢が占めた。彼らは、「シボレーエンジンのパワーバンドが広がった」と話していたが、ペンスキーのアドバンテージはそこにではなく、タイヤの使い方にあったように見えた。シボレーはユーザーに、”ドライバビリティが高まった”と言ってほしいようだが、ペンスキーの優位はソフト・コンパウンドのレッド・タイヤでの速さにあった。

 インディカーのストリート、ロードレースでは、ソフトとハード、2種類のタイヤが供給され、サイドウォールが赤くされているのでソフトがレッド・タイヤと呼ばれている。そのレッド・タイヤから、短時間に高いグリップ力を発揮するパフォーマンスを引き出すセッティングや走り、あるいは数周をこなした後、グリップが落ちているはずのタイヤの使い方で、彼らはライバルたちの知らないノウハウを持っているようだ。
 
 予選前の3回のプラクティスでは2位、1位、1位だった2012年チャンピオンのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は、予選5位という結果に、悔しさを隠さなかった。「レッド・タイヤでマシンがダメだった。特にユーズド・レッドでの走りが悪かった」と、彼は説明する。

 今回の予選では、3段階のうち、最初のセッションのグループ1で赤旗が続出。レッド・タイヤをほぼ使っていない状況で時間切れとなった。3セッションあるのに供給されるレッドは2セットのみ。ファイナルはユーズド・タイヤを使わねばならないのが普通だが、今回、グループ1を勝ち上がった面々は、Q2、Q3にレッドを1セットずつ持っているに近かった。

 しかし、パワーはユーズド・レッドで驚異的な走りを見せ、新品レッドでトップに立っていたニューガーデンのタイムを、最後のアタックラップで0.0976秒上回り、シーズン最初のPP(ポールポジション)獲得を果たした。これでパワーの通算PP獲得は55回に。67回というマリオ・アンドレッティによるインディカー最多PP記録を、抜くことになるかもしれない。

 2列目以降は、予選3、4位がチップ・ガナッシ・レーシングのフェリックス・ローゼンクビスト(ルーキー)とスコット・ディクソン(タイトル獲得5回)。予選5、6位はアンドレッティ・オートスポートのハンター-レイとアレクサンダー・ロッシだった。今年も3強チームの強さに変わりはないということだ。

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