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ホンダF1の加速にドライバーも上機嫌。パワーは昨年のメルセデス超え

3/15(金) 20:03配信

webスポルティーバ

 開幕の地、オーストラリアのメルボルンに全10チーム、20人のドライバーがやって来た。現時点ではフェラーリが圧倒的な下馬評の高さを誇っているが、実際に走り始めないと、本当のところはわからない。

【写真】ドヴィとマルケスが0.023秒差の超絶バトル!

 レッドブルとタッグを組んで初戦を迎えるホンダには、2015年にF1復帰を果たしてからの初優勝、初表彰台の期待がかかる。それはレッドブルというトップチームと組んだからでもあるが、同時にホンダが大きな成長を遂げたからでもある。

 開幕前テストでは、まったくと言っていいほどトラブルを出さず、安定して走り続けた。実走行によって出た細かな問題点を修正し、2チームで収集した膨大なデータをもとに総仕上げをして、メルボルンへRA619Hを持ち込んできた。

「テストで出たマイナートラブルは、ブラケットが壊れたなどの本当に小さなものです。(何かのパーツが)ちょっと外れてしまったり、振動やバンプなど外部からの入力が入った時にカウルと当たったり擦れたりといったもの。オペレーションとかエンジン内部云々ではなく、走行そのものに支障はないものですね」

 ホンダの副テクニカルディレクター(TD)を務める本橋正充は、こう説明する。

 一部では、パッケージングをタイトに攻めすぎたため問題が生じ、開幕までに根本的な設計変更が行なわれるとも報じられたが、これは誤り。実際には、バルセロナで走行して4レース週末分以上を連続走破したのと、ほぼ同じ主要コンポーネントがメルボルンに持ち込まれている。そこにセッティング面の熟成や細かな修正を加えたのが、開幕仕様のRA619Hだ。

「開幕前テストで見えた課題はほぼ潰し込めています。ただ、こういったバンピーなサーキットでは想定していなかった新たな問題が出たりもします」

 チーム関係者によれば、性能面で昨年のメルセデスAMGレベルのパワーはすでに達成しているようだ。もちろん、メルセデスAMGやフェラーリはさらに出力を伸ばしてきているだろうが、そのギャップが縮まったことは間違いない。ドライバーたちが上機嫌だったのはそのためだ。

 ピエール・ガスリーはホンダのパワーユニットの感触をこう説明する。

「パフォーマンスも、信頼性も、あらゆる面で進歩しているよ。バルセロナで走ったときには、あらゆるコーナーの立ち上がりで”キック(加速)”を感じたよ。昨年と比べると明らかに進歩していたし、とてもポジティブだった」

 ホンダ自身も、大幅に進歩した。だが、レッドブルとタッグを組むからこそトップ争いに加わることができるのも、また事実である。そのくらい、3強チームとその他ではマシン作りに対する技術力も予算のかけ方も、あらゆる要素がケタ違いだからだ。

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