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「ポスト坂本勇人」の遊撃手を!巨人・吉川尚輝の天才性とは。

3/15(金) 17:31配信

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 能力の高さは折り紙つきである。

 3月10日に京セラドームで行われた日本代表対メキシコ代表の侍ジャパン強化試合。この試合で「1番・ショート」で先発した巨人・吉川尚輝内野手が注目を引いたのは、その守備力の高さだった。

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 1回にいきなり2本のゴロを処理すると、最初の見せ場は2回だった。

 フェルナンド・ペレスの三遊間の打球を逆シングルで捕球。すぐさまジャンピングスローで一塁に送球してアウトにした。その後も9回に二塁に回るまで、遊撃では11回の守備機会があり、1失策はしたものの、三遊間の深い位置や緩い当たりでの前へのチャージ、そして二遊間の打球と右に左に前にと広い守備範囲を見せつけたのである。

 「まだまだミスもあったし、そういうのをどれだけ少なくしていけるか。ただ、緊張感の中でプレーして、いい経験はできたと思う」

 試合後の吉川のコメントだった。

複数ポジションをこなせる吉川。

 もともとプロ入り前の中京学院大学まではショートを守っていたが、ご存知のように巨人での現職は二塁である。

 しかしベンチ入りメンバーも24人と制約の多い東京五輪を睨んで、複数ポジションをできることが選手選びの1つの条件である。

 「(巨人では)セカンドだけど、ショートもやってもらおうと考えている」

 稲葉篤紀監督もそこを意識した上での、吉川の今回の遊撃起用となったわけだ。

スピードを生かしたその守備は絶品!

 「今は二塁もショートもできる選手はそんなにいない。しかも動きに制約のある二塁より、ショートの方が吉川の持っている能力はより出しやすいとは思いますね」

 こう語るのは、昨年まで巨人の内野守備走塁コーチとして吉川を指導してきた日本代表の井端弘和コーチだった。

 「吉川の一番の持ち味はやっぱりスピード。三遊間の当たりや、前の打球へのチャージなど、そのスピードを存分に生かした守備ができる。ショートを守らせたときの守備範囲の広さでいけば、今はもう坂本(勇人)より広い。尚輝のスピードを守りで生かせるという点では、ショートは一番のポジションだと思います」

 実はこれは巨人でも、チームの将来像を描くときに、大きなカギとなる問題なのだ。

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最終更新:3/15(金) 18:31
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