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大荒れの前哨戦→スプリングSも濃厚。今の中山好き3頭が波乱を生む

3/16(土) 7:21配信

webスポルティーバ

 3歳クラシックの前哨戦が相次いで行なわれているなか、今週は上位3着までにGI皐月賞(4月14日/中山・芝2000m)への優先出走権が与えられるトライアル戦、GIIスプリングS(中山・芝1800m)が行なわれる。

【写真】注目のクラシック候補

 このレースの過去10年の結果を見ると、1番人気は4勝、2着3回、3着2回、着外1回と安定した成績を残している。3連単でも10万円以上の高配当がないことから、穴党の出番はないように思える。

 だが、今年はここまでに行なわれた3歳牡馬の重賞5レースで、いずれも1番人気が敗戦。そのうち3レースで3連単の配当が10万円超えと、”大荒れ”の傾向となっている。今回もその流れを受け継ぐ可能性が高く、穴狙いに徹するのも悪くない。

 下馬評では、これまで4戦3勝のファンタジスト(牡3歳)が1番人気と目されている。ただ、今回は年明け初戦。GI朝日杯フューチュリティS(2018年12月16日/阪神・芝1600m)4着以来の出走とあって、同馬については不安視する声も多い。日刊スポーツの松田直樹記者も、「この馬こそ、危険な人気馬という気がします」と語る。

 まず、懸念されるのは距離。松田記者が続ける。

「ファンタジストは1200m戦でデビューし、続くGIII小倉2歳S(2018年9月2日/小倉・芝1200m)も勝って2連勝。以降も1ハロン(200m)ずつ距離を延ばして、GII京王杯2歳S(2018年11月3日/東京・芝1400m)を快勝し、朝日杯FSでも4着と好走していますが、今回はさらにもう1ハロン延びる1800m戦というのが気になります。

 前走・朝日杯FSでは、鞍上の武豊騎手がなんとか折り合いをつけて、メンバー2位の上がり33秒9という末脚を引き出してのもの。あれがギリギリといった走りからすると、やはり距離の”壁”を感じざるを得ません。

 母ディープインアスク(未勝利)も短い距離を使われてきた馬で、近親も短距離馬ばかり。折り合い重視の競馬で、末脚届かず、のシーンがあっても何ら不思議ではありません」

 さらに松田記者は、現在の馬場状態からもファンタジストへの疑問を呈す。

「この時期の中山・芝では、年によって、荒れた内ラチ沿いを嫌った先行馬が4角から直線入口にかけて外目に進路を取ることがあります。昨年はまさにそうした馬場にあって、先週の中山・芝レースを見ると、今年もそれに似た状態になりつつあります。差しに徹しそうなファンタジストにとっては、そんな馬場状態も見えない敵になるかもしれません」

 この馬場状態からもう1頭の人気馬、目下2連勝中のヒシイグアス(牡3歳)に疑いの目を向けるのは、デイリー馬三郎の木村拓人記者だ。

「ヒシイグアスからはスケールの大きさを感じますし、ここであっさり勝ってもまったく驚けない馬です。しかし今回に限っては、今の馬場がどうかな? と思います。この馬は前進気勢が強く、それを抑えようとすると、今の馬場ではスタミナを余計に消費してしまうのではないかな、と思うわけです」

 こうして人気馬に不安があることを鑑(かんが)みて、木村記者はシークレットラン(牡3歳)に注目する。

「シークレットランは、2走前の葉牡丹賞(2018年12月1日/中山・芝2000m)でレコード勝ちを収めているものの、父はダンカークで、本質的にパワータイプです。その分、今の中山の馬場状態は大歓迎と言えます。

 人気を裏切った前走のGIII京成杯(4着。1月14日/中山・芝2000m)は、12kg増とちょっと体に余裕がありましたし、レース中の反応もあまりよくないように見えました。それに、京成杯よりもスプリングSのほうが展開も流れやすいですし、この馬には向くはず。前回狙っていた人ならなおさら、人気の落ちた今回で買わない理由はないと思いますよ」

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