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松本明子が語る「空き家」の苦労 25年間維持費を払い続けた

3/17(日) 15:00配信

マネーポストWEB

 近年は、旅立つ人がしたためた「遺言書」の意向にできるだけ応えたいと願う家族も多い。だが、その願いが、残される人の“苦労”になってしまうこともある。

 タレントの松本明子(52)は、2018年1月に香川・高松市にあった実家を売却した。2003年に父が、2007年に母が他界したが、それ以前の1994年に東京に両親を呼び寄せていたため、実に25年にわたって「空き家状態」のまま、固定資産税や水道・光熱費を払い続けていた。

「維持費がかかるのはわかっていましたが、庭の草木が伸びて、害虫や動物が住み着くのも心配でした。なぜなら、近隣に迷惑をかける可能性がある『特定空き家』と判断されると、土地の固定資産税の優遇措置が適応されなくなるんですよ。なので定期的に地域のシルバー人材センターに剪定を頼んでいました」

 さらに2011年の東日本大震災が彼女の足を鈍らせた。

「万が一の時、実家を避難場所として残しておこうと思って、リフォームしたんです。まずは水回りを整えて、床の傾きを直し、クーラーやカーテンも設置。費用は総額で600万円ほどかかりました。ただ、リフォームしたはいいものの、以降も空き家状態で一度も使用していません。

 その後、テレビ番組の企画で、不動産業者に査定してもらったんですが、買取価格はたったの200万円。“じゃあ解体するとしたらいくらですか?”と尋ねると、500万円くらいかかる、と」(松本)

 幸運にも、県が運営する「空き家バンク」でUターン予定の購入希望者が現われ、リフォーム代に相当する金額で売却できた。

「実家を売却できてよかったと思います。そのまま残しておいたら、今度は私の息子に大変な苦労を背負わせることになっていたかもしれませんしね。

 もちろん、長い間実家を残しておいたことを、失敗だったとは思っていません。ただ、事前に両親と実家の“その後”をどうするかをもう少しきちんと話し合っておいてもよかったなと思っています」(松本)

※週刊ポスト2019年3月22日号

最終更新:3/19(火) 13:09
マネーポストWEB

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