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安易に手を出すと後悔も! 並行輸入車が正規ディーラー入庫NGのワケ

3/17(日) 18:01配信

WEB CARTOP

並行輸入車にはディーラーの故障診断機が使えない

 並行輸入車は、価格が安い、あるいは車種やグレード、ボディカラーや内装カラー、オプションなどが豊富に選べるなといったメリットがあるが、その反面、正規ディーラーで修理、点検、メンテナンスなどの面倒を見てもらえないというデメリットがある。

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 同じメーカーで作られた同じ車種でも、並行輸入車は、正規ディーラーでアフターサービスを受けられないのはなぜなのか?

 それは簡単にいえば、並行輸入車と日本仕様では細かいところが違うから。いまのクルマの点検整備に不可欠なのは、コンピュータの故障診断機(テスター)。並行輸入車と正規ディーラーで販売される日本仕様車では、細かいデータに違いがあったり、テスターに表示される単位や文字が違うということがあり、これが違うともうお手上げという部分がある。つまり、電気系はほぼ触れないと思っていい。

 もっとベーシックな部分でも、どこに日本仕様と違いがあるのかまでは分からないので、整備保障などの兼ね合いもあり、正規ディーラーでは並行輸入車のメンテナンスは断っているというのが現状だ。

リコールが出た際は手の施しようがない

 そういう意味で一番困るのは、リコールが出たとき。ディーラーは当然対応してくれないうえに、ディーラー系以外の輸入車に強い整備工場を頼っても、パーツが届くまでに数カ月もかかることも……。

 おまけにパーツ交換後に、コンピュータのリセットやアップデートが必要だったりすると、専用の故障診断機を持っていないショップでは手も足も出なくなってしまう。逆にディーラーが持っている故障診断機は、日本仕様に合わせてあるので、対応できないということになる。

 パーツ類の交換・脱着には、特殊工具が必要なケースもあるが、これも並行輸入車には合わなかったり、そもそも整備マニュアルがないので、手が出せないという問題が。

 クルマは必ず消耗し、定期的な点検整備が欠かせないということを考えると、やはり並行輸入車にはそれなりのリスクがある。ディーラー以外に、その車種に強い専門店があるようなクルマならいいかもしれないが、こだわりがあって、日本仕様がないクルマに乗りたいという人でなければ、並行輸入車のメリットは小さいと思った方がいい。

 それでもあえて並行輸入車が欲しいという人は、購入後のメンテナンスや修理をどうするかまでよく考えてから契約書にサインするようにしよう。

藤田竜太

最終更新:3/17(日) 18:01
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