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「逃げ道の先は行き止まりだよ」 本田望結が姉・真凜に伝えた言葉の真意

3/17(日) 9:40配信

webスポルティーバ

★本田望結インタビュー(前編)

 フィギュアスケーターの兄・太一(20歳)、姉・真凜(17歳)、妹・紗来(11歳)を家族に持ち、自身もその世代のトップスケーターとして活躍している本田望結さん。3歳のときから始めたスケートは、全日本ジュニアまで出場するほどの実力がある一方で、それより早く始めたお芝居でも大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(2011年)に出演するなど、女優として数々の作品に出演し、話題を呼んできた。そんな彼女に、家族や自身について聞きつつ、フィギュアスケーターとしての今シーズンを振り返ってもらった。

【写真】低迷する本田真凜の現在地。「心と技術がぴたっとはまる」のはいつ

――(国際大会のチャレンジカップで優勝した妹の紗来がオランダから帰国した日が、取材日だったため)紗来さんとはもう話をされましたか。

本田 結果についてはまったくしてないです。試合とかスケートのことについてはホントに一切話さなくて。試合がある時間も知らなかったので。

――「お疲れさま」とか、そういう連絡もしないんですか。

本田 しなかったですね。動画が送られてきたので、それを見て「ああ(終わったんだな)」みたいな感じで。(LINEで)スタンプは送りました。でも、「どうだった?」みたいな話は全然してないんですよ。

――動画は誰が送ってくれるんですか。

本田 コーチとか父ですね。あとはニュースとかで動画を見たりして。時差とかもあって、向こう(オランダ)が何時かわからなかったので。今日家に帰ったら、いると思うので、そこで「お疲れ」「ただいま」みたいな話はあると思います。けど、そんなに(試合について)深い話はしないと思います。

――それは姉妹間の暗黙のルールみたいなもので、真凜さんも含め、お互いフィギュアの話はしないという感じなんですか。

本田 そうですね。今日帰ってくるのも知りませんでした。

――昨年末に全日本フィギュアがあったとき、試合後に姉の真凜さんが望結さんから「逃げ道の先には行き止まりしかないよ」という話をされた、というニュースがありました。そのときは、頑張ってほしいという気持ちが強かったからこそ、あえてそういう話をされたのでしょうか。

本田 でも、それも私はけっしてスケートのことに対して言ったわけじゃないんです。普通の人生の中で1つのページとしてスケートはあるだけだと思うので。姉も(これまで)自分でいろいろ決めて、それに対してたくさんの方からいろんな言葉をいただいて、きっと気持ちの中でゆらゆらしている部分が…まあ、確実に今はないと思いますけど、去年の全日本のときにはきっとそういう(揺れている)気持ちがあったと思うので、「逃げた道っていうのは行き止まりでしかないよ」と言いました。それが姉にはけっこう心に残ったみたいで、取材の時に言ってくれたんだと思います。”スケートをしている姉”というよりは、”姉の人生”として、あのとき、すごくつらい時期なのかなと思ったので、そういう言葉をかけました。

――それを伝えたときの真凜さんのリアクションはどうだったんですか。

本田 うなずくぐらいですかね。どうだろう…。それぐらいだったと思います。

――望結さんが真凜さんに伝えた言葉や今の話を聞いて、改めて14歳だけど、しっかりしているんだなと思いました。いろんな人からそう言われませんか。

本田 それはすごく言ってもらうんですけど、うれしい気持ちにはならなくて…。「ああ、ありがとうございます」みたいな感じなんです。小さい頃から大人の方と一緒にお仕事をしてきたので、やっぱり精神年齢みたいなものは上にあると思うんです。それに、小さい頃から相談相手がいなくて、全部自分で決めてきたからというのもあると思います。大人の方にも自分の意見をしっかり言いますし。自分で決めている道が自分の中にはもうあるので、それに対して「しっかりしてるね」って言ってくださるのかなと思います。

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