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専門医が教える、急にめまいが起きた時のセルフケア

3/18(月) 6:05配信

サライ.jp

文/鈴木拓也


周囲の風景がぐるぐると回っているような感覚に襲われ、気分が悪くなる「めまい」。これには様々な原因が考えられるが、平衡感覚を司る神経の老化や動脈硬化から起こるものもあるため、概してシニア層に多い。
脳出血など生命にかかわる病気が隠れている可能性もあるが、ほとんどのめまいは、極度の心配は要らないものとされている。

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とはいえ、突然めまいに見舞われれば、恐怖感はあるし、日常生活にも支障が出る。

めまいが、シニア層を含めた各世代に増えていることをふまえ、最近になってめまいをテーマにした書籍・ムックが何点か刊行されている。その中でもおすすめしたいのが『めまい・メニエール病を自力で治す最強事典』(マキノ出版)だ。本書は、23人の医師や専門家が共同執筆した、めまいのセルフケア集の決定版。めまいに悩む人たちに有用な情報が盛り込まれており、とても参考になる。例えばどのようなセルフケアがあるか、ここで幾つか紹介してみよう。

■急にめまいが起きたら

今までめまいとは無縁の生活を送ってきたのに、突発的にめまいが起こったら、どうしたらよいのだろうか?

共同執筆者の1人、川越耳科学クリニックの坂田英明院長は、ひとまず以下の対処を試みるようアドバイスする。

・めまいがしない姿勢を取る
・衣服をゆるめる
・目は閉じないで一点を見る
・治療中の人は、吐き気止めなどの薬を服用する
・風通しのいいところで休む
そして、念のために病院で検査・治療を受けておく。検査で脳などに異常が見られなければ、めまい相談医のいる耳鼻咽喉科を受診するのがベストだという。

■薬だけではめまいは治らない

めまいは薬のみで治すものではないと、複数の医師が力説している。重要なのは「食事や運動といった生活習慣の改善」であり、良薬を服用しても生活習慣がなおざりだと、めまいは快方には向かわない。
坂田院長は、励行すべき生活習慣を12項目列挙している。例えば―。

・ラジオ体操や散歩をする
・水分を十分にとる
・カフェイン飲料、酒、タバコは控える
・ひじ枕の姿勢でテレビを見ない
・耳に負担をかけない(ヘッドホンの長時間使用、長電話は避ける)
特に大事なのは、体操や散歩などをして「体を動かすこと」。また、朝夕の2回、30分ずつの速歩をすすめているのは、めまいメニエール病センターの高橋正紘院長。最近、罹患者が増加している「良性発作性頭位めまい症」なら、この速歩を1か月続ければ治るという。

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最終更新:3/18(月) 6:48
サライ.jp

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