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『3年A組』と『相棒』徹底分析 日本テレビとテレビ朝日の実力差

3/18(月) 18:10配信

FRIDAY

人気ドラマの徹底比較でわかった本当に強いテレビ局とは? 鈴木祐司(メディア・アナリスト)

◆「視聴率」は好調のテレビ朝日
2019年1月クールの連続ドラマは、まもなく全てが最終回を迎える。

GP帯(夜7~11時)のドラマでは、『3年A組 今から皆さんは人質です』など3シリーズを放送した日本テレビが平均視聴率11%ほどで2位。そして『相棒』など3シリーズがいずれも二桁で、平均12%台となるテレビ朝日がトップになりそうだ。

実はテレ朝は、このところ視聴率で快進撃を続けている。

去年10月、それまで足掛け5年に及ぶ58ヵ月連続月間三冠王だった日テレに対し、全日(6~24時)で逆転し待ったをかけた。朝帯(午前6~10)で『グッド!モーニング』と『羽鳥慎一モーニングショー』が好調なのが大きい。

加えてGP帯に3本並べているドラマも絶好調だ。今年1月クールまで、14期連続でテレ朝がキー5局の中でトップを続けている。

さらに同局には明るい材料が加わった。

昨秋から始まった『ポツンと一軒家』が快進撃なのだ。徐々に数字を上げ、2月と3月で2回、日テレの『イッテQ』を上回った。盤石だった日テレ日曜夜帯も脅かし始めているのである。

ネット記事の中には、“日テレの凋落”や“テレ朝の逆転”を喧伝するものも出始めている。

◆広告収入で大差

しかし以上は、リアルタイム世帯視聴率での話。

民放テレビ局の収入で一番大きい部分はスポンサーから支払われる広告収入だ。その目安に世帯視聴率があるのは事実だが、実際の収入の多寡は単純に視聴率と連動してはいない。

例えば日テレの月間三冠王をテレ朝が阻止した18年度第3四半期の広告収入。日テレの658億円に対して、テレ朝は495億円。視聴率で肉薄していても、広告収入の差は163億円もあった。

では過去3年の視聴率と広告収入の関係を、前年同期比の増減で比べてみよう(図1)。

日テレのプライムタイムの視聴率は、過去2年で減少傾向となっている。ところが広告収入は微減に留まった。少なくとも視聴率の下落ペースほどは、広告収入は減っていない。

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最終更新:3/18(月) 18:49
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